1日16時間、28日間も瞑想する、って想像できますか
さすがに、瞑想に慣れている私にもきついなぁと思ってしまいます。
しかし、それ以上に得るものがあればやりますよね
そこまでして、瞑想をして何かを得たい!
とお金と時間を使って世界中から600人の人が集まり
瞑想をする場所があるそうです。
それは瞑想の発祥の地インドで「瞑想の大学」ともいわれるところ
ekam(イーカム)というところだそうです。
そんな、正直ちょっと怪しいんだが・・・しかし、とても希少な体験を私のお友達のヤスくんがしてきたので、興味津々話を聞いてみました。
ヤスくんは、クリエイティブディレクター/プロモーション企画/WEBマーケティング/WEB広告運用/セールスライティング/動画&デザインのディレクションやら仕事は多岐に渡っていて・・・要するに実業家です。
ビジネスでは若くして成功されています。私はとあるコミュティで知り合いました。一緒に瞑想合宿にも行ったことがある友人です。写真だけみると金髪のホストにしか見えませんが・・・ホストではないです。笑 温厚な本当に感じのいい好青年です。小原康照さん → https://www.facebook.com/yasunobuobara
こんなに瞑想を集中してやる目的とは?
1日16時間、28日間も瞑想する、この濃〜いプログラムの目的はなに?
このプログラムの目的は内側の意識を見にいくプロセスなんだ
へえ〜、いきなり深いね
でもね、悟りの境地になって本当のお釈迦様になるわけではない。
まぁ、例えていうと
「ベンツに乗ったお釈迦様」を目指すんだ。
瞑想の先生たちはよくそう言っていた。
ベンツに乗ったお釈迦様?
要するに「ベンツ」と言うのは「資本主義のシステム」のことで、僕たちは、その中(現実的な社会)にいるので、その中にいながらも気持ちは「お釈迦さま」を目指すという事。
ほお、なるほど
瞑想で悟りを目指すというと、世俗を離れ、山ににこもってやるというイメージが強いと思うけれども、現代社会で生きるのにはそれは成り立たないし、難しいからね。
だからベンツに乗りつつ、人として自分の内面とも向き合う、それが「ベンツに乗るお釈迦様」を目指すということなんだ
よく先生はインナージャーニー=内なる旅 と言っていた
うん、うん。それは、私の瞑想でも目指しているものなのでよくわかる。
実際、どのようなことをするの?
つまり、「内なる旅」を1日16時間瞑想を通して、やっていくわけです。
具体的には次の3つのステップで行うそうです。
1 知識を身につける
先生が叡智を与える講義をする。
哲学的・心理学的な解説を聴きながら、それを理解をしていきます。
「何を自分は悩んでいるのか」
「自分は何に執着しているのか」
「自分が欲しているのは何なのか」
などを自分を深く掘り下げる問いかけをして、自我、自己理解に関する普遍的な知識を教えてくれます
それは、人の苦しみの状態を取り除いていく段階でもあります。
自分が何に苦しんでいるのか、気づき、原因が認識できる。
その心理的メカニズムのようなことをレクチャーします
2 瞑想をする
↓
さまざまな瞑想をしていきます
確かに、慈悲の瞑想、観察瞑想、マインドフルネストレーニング・・・瞑想って目的によって微妙にやり方が変わってくるんですよ。
それは興味深いですね。
時には、先生が瞑想中にその思考の方向へのガイドもしてくるそうだそう。
話を聞いた私のイメージとしては、黙考している感じです。
1 で与えられた知識を元に自分のこれまでの経験を振り返りながら、自分の心の中を振り返っていくのですね。
「ああ、あの時自分の心はこう動いた」
とか
「悩んでいたときに、こう考えていた」
とか、そんなふうに自分の心の中を振り返ると自分の思考の傾向とか、自分の心の傾向に気づきます。
3 振り返り
みんなで瞑想中やその他の時間でも、自分について気づいたことを話し合いながら、振り返るのだそう。
これによって、他の人の気づきも知り「ああ、そういう捉え方もあるな」と自分の気づきになります。
この瞑想コースは、いくらなんですか
僕は1人部屋だったので300万円、一般のみんなで同じ部屋に寝泊まりは150万円だけど
!!!!!!
でも、それは覚悟だと思うんだよね
そこまで払ったのだから帰れないという
確かに、日本でやっている有名な10泊11日の瞑想合宿は
同じく1日16時間瞑想やって、人と話したいけない
見合わせたいけないというかなり厳しいものですが、
料金は基本寄付でほとんどかかりません
やはりあまりの厳しさに帰ってしまう人もいるそう
無料だと、まぁいいかと帰ってしまう人がいると思うんだよね。
だから高額のお金を払って覚悟を決めた方が止めないと思うよ
確かに一理ある
あとそれだけ得るものもある。
600人で瞑想したり、その後シェアをしたりするから、そのエネルギーだけで、いつもとは違うより悟りに近い所に行ける気がしてくる
もう、みんなのすごいエネルギーの流れの中に入って、瞑想をするとそれだけで自分のエネルギーも高まっていく感じになる
みんなのエネルギーの中にいるだけで自分のエネルギーも高まる
確かに、600人で瞑想したり、講義聴いたり、シェアしたりするのは圧巻ですね。
私は100人規模で法人研修を何度かやったことがありますが、それは確かにそれだけの人数でやると壮観です。
そして、見ていても不思議と一体感があるのです。
それが600人!しかも年に一回の大きなイベントには2000人!!も集まってくるそうです。
すごい!みんなで瞑想したらもうこの世のものとは思えないでしょう。
しかも、これは宗教ではないのです。
神様に祈ったり、従ったりするのではなく
みんなが一緒に、瞑想をしながらそれぞれの内なる旅をするのです。
どんだけ広い場所なの?
すごい立派な施設だよ。こんな感じ。
へぇ、私昔タージマハル行ったけどそれより凄そう
全然すごいよ。数百億もかけて作ったらしい。
そんな場所でそんな人たちと28日も毎日瞑想やったら、かなり違う境地には行けそう
うん、確かに集中力は爆上がりした感じがする。
集中力とか意識の鋭さは、ekamにいたときには100%だとしたら、戻ってきたら80%になったかな。
でも、もともとは30%位だったんじゃないかな。それも、この経験をしたからわかる
かなり集中力が高まった気がする
だからこの高まっている意識をキープするために、毎日15分は瞑想するようにしてしている
このような意識の変化、特別な環境、そして値段。全てがすごいスケールでかなり興味深い内容でした。
話を聞いていると、やはり私もやりたくなってきました。
ちょっとこれらの情報だけ聞くと、この内容とこの値段といい
「統一◯会と何が違うの? 怪しい宗教団体じゃないの」
という声が聞こえてきそうです。
しかし、宗教団体と違うのは瞑想の教えには神が存在しません。
また、「救い」などは求めません。
あくまでも、自分の心に関して気づいていくプロセスです。
また、継続的にお布施などを求められません。
今回話を聞いたやすくんも、別に「参加してみるといいよ」とか全くないですし、そもそも私から「話を聞かせて」といいました。
とにかく、特別なのはかなり限定された環境で瞑想をして、ある期間自分の心と向き合う機会であるからではないでしょうか。
私も瞑想リトリートを開催していますが、その「特別な機会」を持つことは現代人にとって大事であることはよく言っています。
ということで今回はそのような「特別の機会」の中でもかなりスペシャルな瞑想リトリートの体験談について聞くことができました。
瞑想を教えている私としては、やはり瞑想は精神的なことを追求していくこととセットなんだな、そして、それを日常に生かしていく「ベンツに乗ったお釈迦様を目指していく」プロセスであるとつくづく感じました。
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