頭がいい人とはどんな人?

何が優れているから、頭がいいの?

「ああ、この人頭いいなぁ」と感じさせる人っていますよね。
それは会話の端々からそう感じさせるものがあります。
また、時々
「能力やスキルは高いけど人間関係が上手くいかなそう」っていう人も正直います。
残念ながらそういう人は本当の意味で「頭がいい」とは言いがたいですね。
特にこれからの時代単に「知識量が多い」、偏差値が高いってことはあまり意味がなくなってきています。
そこで、特にこれからの時代に必要な頭のいい人ってどんな人なのかを考え、またそんな頭のよさはどうして高められるのかをまとめてみたいと思います。

頭のよさ その1「知性」「理性」の能力が高い

頭がいい人の条件には 「論理的に考える」「冷静に考える」 ということがあると思います。
何かの意見を言われてもその理由が「好き嫌い!」とか「なんとなく・・・」 だけで言われてもあまり納得できませんよね
客観的に物事や自分自身も見ることができる、 これが大事です。

これは脳の「前頭葉」の部分が つかさどっています。 この部分が「知性」とか「理性」とか の働きをするところです。

これは

「私はこう考える、なぜなら〇〇だから」
とか
「××するには、こうした方が効率がいいのではないか」
とか目的に向かって、筋道を立てて考える脳の部分です。
これが「頭のいい」条件であるのは納得できるかと思います。

「知性」「理性」を発揮するには整理して考えること

この「知性」や「理性」を発揮するにはいろいろな方法がありますが、物事を整理していくと案外できるのはないでしょうか。

悩みや課題などもそうです。
悩みは多くが曖昧に捉えているから解決できない、ということが多いかと思います。
そんな状況を紙に書き出して、整理し問題点を明確にすることで、自然と解決方法が出てきます。



その行動自体が「知性」や「理性」と言えると思います。
正直、物事は「落ち込んでいたり」「怒って」いても解決しません。
問題解決に向かって、一つ一つ進んでいくことが唯一の解決方法です。


そんなことが粛々とできる人が「頭がいい人」と言えるのではないでしょうか。

頭のいい人の条件 その2 「共感性」が高い

また、頭のいい人は 「人との関わり方」も上手、相手の気持ちをくんで会話ができます。
そんな共感性の高さ、思いやりも大事。
いくら能力が高くても「人の気持ちがわからない 嫌な感じの人」とは誰も関わりたくないですよね。

これは、わかりやすくいうとコミュニケーション力といえるでしょう。

このコミュニケーション力の鍛え方は、ちょっと思いつくだけでもいろいろあります。

・コミュニケーションをとる機会(人と話す、関わる機会)を増やす

・自分とは違う属性の人と関わる(異性、年齢が離れている人、異業種の人、外国人など)

・自分のコミュニケーションスタイルを客観的に捉える
→より快適なコミュニケーションが取れるように工夫を重ねる

・人の話をよく聞く
ざっくりこんな感じではないでしょうか。
上記のことを考えると人間関係の経験を重ねながら、そこから学び改善をしていける人がコミュニケーション上手といえるでしょう。

また、特にコミュニケーション上で難しいのが意見が対立したとき、ネガティブな感情を持ったり、持たれたりするときですね。

そんなときに「大人な対応」あるいは「神対応?!」できる人は「頭がいい人」と言えるのではないでしょうか。


そんな場合には、ちょっとその相手や感情から距離を置いて眺められるような心の余裕や、相手の立場に立って考えられる冷静さが必要になってきます。

すぐにキレたり、どんどんネガティブになっていく人、心を閉ざす人は付き合いにくいですよね。

「頭のいい人」はそんな大人の対応ができる人、こんな人はいろいろなところで活躍でき、みんなから尊敬されるでしょう。

共感性や思いやりを育てるためには・・・

感情の中でも、共感性や思いやりは脳の「島皮質」(とうひしつ)という部分と 関連しています。
島皮質は相手の感情を表情から読み取ったり、 痛みやユーモアなど多くの活動に関わっています。




実は、先に書いた、トレーニングや経験、学習以外にも脳にアプローチして、知性や理性を司る前頭葉の働きを活発にし 、共感性や思いやりを司る島皮質を厚くする方法があります。

それは「瞑想」です。




瞑想をするだけで脳神経の作りが変わり、 最適な 脳の状態になっていくことがわかっています。

調査研究でも、特に瞑想を長年やっていると最適な状態になることが証明されています。


とかく 「頭の良さは生まれつき決まっている」 とか 「頭をよくするためには勉強をひたすらする」 のようなことが信じられていますが、脳は年とは関係なく 変化していけるのです。


しかも、瞑想するだけで 変化できるなんてラクではありませんか?



こんなふうに、何歳になっても頭をよくすることができる、そのためには「頭=脳を鍛える」ことが大事なのだそうです。

そう考えると自分の努力しだいで、脳は鍛えられる、そして努力しだいで「頭がいい人」になれるこれは勇気の出てくる話だと思います。

年を重ねても、諦めずに「頭のいい人」目指していきたいものです。

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ABOUTこの記事をかいた人

日本一わかりやすい瞑想・コミュニケーションセミナー講師。小学生・大学生、社会人、外国人に約5000人以上、のべ1万時間の授業・セミナーを行ってきた。元早稲田大学非常勤講師。ビジネスパーソン向けのメンタルヘルス・ウェルビーイングのための瞑想セミナー、コミュニケーションセミナーを実施中。セミナー・講演・取材お問い合わせはサイトから