瞑想リトリート@熊野大社と那智大社

瞑想リトリートで熊野大社と那智大社に行ってきました。

瞑想リトリートとは 

仕事や家庭、人間関係などの日々の忙しい生活から離れ、非日常を体験することで、自分と向き合って心をリセットし、新しい自分になり再スタートを切ること

そうだ!熊野に行こう」・・・ってなんだかJRのCMみたいですが、本当にそんな感じで和歌山県熊野古道に行くことに決めたのは、2020年3月コロナがだんだん日本、東京もヤバくなってきた頃でした。

まぁ、3月に「これは出かけるラストチャンスだなー」って思っていて、行っちゃいましたー。実際、ラストチャンスでしたね。

熊野はたぶん10年ぶりくらいで、ずーーーっと「また行きたい」と思っていました。

あと、瞑想リトリートも半年ぶりくらいで「そろそろ行きたい」と思っていたので。

熊野の自然の持つ神秘性は唯一無二だと思います。
だから瞑想とかやるのにはぴったりです。
あっ、私は瞑想は基本家の中でやります。外ではやりません。

しかし、集中して瞑想をするリトリートは自然が多いところでやるのがおすすめ。これまで、長野県戸隠神社とか和歌山県高野山、そして栃木県那須塩原などでもやってきました。

だから熊野も本当に瞑想リトリートにはぴったりです!

ということで、3泊4日の白浜 → 熊野の瞑想リトリートの旅をレポートしていきます。

まず、熊野はかなーりアクセスが大変で、例えば東京から行くのにはこんな感じです。

東京 → 熊野アクセス

 

何といっても、和歌山県内でも車がないとアクセスが大変!

でも、だからこそ閉ざされた自然がまだ残り、人知を超えたような神秘的な土地であるわけです。仕方ありません。

私はいろいろ調べて、まずは 飛行機で羽田 →南紀白浜へ行き、1泊しそこから熊野へ向かうことにしました。

ちなみに白浜は「ワールドアドベンチャー」が人気

あまり知られていないけど、パンダがいるんです!行ったことないけど・・・

おっと・・・そして、ぜひここで自慢したいのが、たまたま羽田→南紀白浜を飛んだ折に、超ラッキーなことに感動的な富士山が!!

「すごーい!!!こんな富士山見たことない!」

感動しました。同じ飛行機に乗っていた男性が

「僕毎月この飛行機乗っているけど、こんな富士山は10回に1回くらいだと・・・」

うわー!超ラッキ〜。いい旅になりそう〜

上空から見た紀伊山地 美しい・・・

南紀白浜 → 熊野本宮大社へ

白浜はこんな感じ・・・かなり時が止まったような昭和感が・・・

いろいろ自力でアクセスを調べて・・・というのも、ホテルのフロントにも白浜→本宮大社の行き方を聞いたのだが「私あまりバスのことはよくわからない・・」と言われてたまげた!

まぁ、かなり安いホテルに泊まったのだけれど、そのホテルマンのクオリティの低さにも驚いた。近所のバス停の場所さえわからず・・・自力で探し、熊野本社行きの高速バスで2時間以上乗ることに・・・

長時間の乗車ですが、こういうローカルな旅は面白いですよね〜。途中「かかし」とかあったし・・・・

東京 → 1時間:南紀白浜(1泊) → 約2時間半:熊野本宮大社 という旅を経て、いよいよ到着〜。

熊野本宮大社前のずいぶん綺麗なバスターミナルにおりて、そこから10分ほどのところに今回の宿があります。

それは、家を1軒借り切って泊まれる、そして、近くのカフェで晩ご飯が出る、というプランです。

本宮大社に近いし、口コミをみるとカフェのオーナーさんも良さそうだし、楽しみ〜。

月心庵 

この宿はよかったです。第一印象で「瞑想にぴったり」と思って、決めました。

何でも昔神主さんとかが住んでいた家だとか・・・古いし、作り自体はそんなに豪華ではないのですが、リノベーションして可愛い家になっていました。

1日目はお昼くらいに着いたので、さっそく本宮大社に行って、そこから熊野古道へ出発!

ここは、本当に自然と「何か」(神がかったもの)がいる、そんな場所です。しかもラッキーなことにコロナで海外がどんどん封鎖されていたので観光客がほとんどいなくて、よけい神がかっている感じでした。

私もこういう中を歩いていると、どんどん野生のカンが取り戻されていく感じがします 笑 
特に瞑想を続けているとそういう、野生のカンとか感性とか直感とか高まっていく感じがありますね。

ちょっとここは言葉では表現しにくいのですが・・・

そして、夜はオーナーさんのカフェで「大豆と豆乳のハンバーグ」いただきました。(写真取らなかったのでHPからキャプチャー)

このメニューからもわかるように、すべてオーガニックです。

これ付きで1泊11000円はお得。(2020年5月現在)

そして、オーナーさん(女性)との話がはずみ、2時間も話してしまった。

この方はまさに熊野人という方で、熊野を愛し、熊野を尊敬している人でした。だからすごく話が本質的で面白かった。。

そして、カフェから程近い宿に帰るときには、あたりが真っ暗・・・でもあんまり怖くなかった。星が綺麗だったし・・・

おっと・・・肝心な瞑想について・・・やりましたよ。もちろん、お風呂に入った後、夕食前にちょっと長め(40分)くらいやりました。

やはり非日常的な空間でやると集中できました。(自分で写真は取れなかった)

いよいよ那智大社へ

2日目は、待望の「那智大社」へGO!

ここもめちゃくちゃ「乗換アプリ」などを駆使して調べまくり、効率のよい方法を考えました。

熊野本宮大社⇄那智大社は、

熊野本宮大社

熊野新宮大社

那智駅

那智大社入口

みたいな感じです。全部バスです。

おおよそ3−4時間!!!かかります。

すごいよ。。本当に、ローカルバスの様々なコンビネーションになります。

最初は「ホンマに着くのかい?」って思ったけど、そこは「世界で一番正確な交通機関」をもつ日本です。

やり方はあるし、ちゃんと時間通りにも来ます。

そして、そんな複雑な交通機関であっても外国人(コロナで数は少なかったが)でもちゃんと移動できているようでありました。

先にも書いたように熊野は、そんな自然の奥深い場所だからこそ神秘的なのです。

2日目は雨と曇りの天気でした。

でも、熊野は雨の日のぼんやりと曖昧な感じもまた、幽玄な雰囲気がいっそう増します。

いい感じです。

いよいよ那智大社への熊野古道に足を踏み入れたときには、ほんともののけワールドでしたね

前の日のカフェのオーナーさんも、実はいろいろな不思議な力を持っている人らしいのですが、やはり熊野には出るんだそうです。

人や動物でない生き物=もののけが・・・

うーん・・・出そう・・・

私は全く霊感とかそういう能力がゼロなんで、もののけさんたちには会えなかったですが・・・

でも、誰もいないこの熊野の森で自然との対話ができた実感はあります。
瞑想をすると、不思議とそういう「目に見えないものを感じる」「自然を感じる」力が高まります。

これは霊感というより、五感が高まっているからだと思います。


例えば、私は知り合いにクリスタルボールができる人がいるのですが、初めてそれを聞き、振動を感じる体験をしたとき、
私は「ゴーーーーン」というたった1回の音を感じただけで、すごい骨に響くというか・・・全身でその振動を感じました。

「わぁー、すごい」とびっくりしていたら、その知り合いの人が
「そこまで感じるのは、やはり瞑想をやっているから感じやすいのかも」と言ってました。

理屈では、言葉では表現しにくいのですが、このように瞑想をすると感覚が鋭くなっていくんです。

さて、そんな感じで熊野古道の自然の中で体験、対話を思う存分楽しみ、いよいよ那智滝です。

前回来た時は、ずっと鬱蒼とした森の中をさんざん歩き、
そして手付かずのこの自然の中で
「きっと江戸時代の人もここをあるいたんだそうな」と昔を彷彿させるような道を抜けたら・・・・

ドーーーンと那智の滝が出てきた!!
そんな印象でした。

「いやー、江戸時代の人はここまで遠路はるばる歩き、滝を見たときには感動して、滝を拝み、涙を流しただろう・・・」

そんなふうに感じました。

今回は2回目のせいか、そこまでではなかった・・・正直。
でも、滝大好きなので雨の中ずっと・・・30分以上見て拝んでいました。
雨でよけい人が少なかったのもよかったです。

そして、また3-4時間かけて熊野本宮大社に戻りました。
こう考えると・・・熊野は本宮大社に1泊、那智の滝に1泊とかがいいかも!
その方がラク。
今回は新宮にはいきませんでした。

私は特に神社参り好き、とか神社に関心があるわけではなく、自然が好きなのです。
伊勢神宮も素晴らしいと思いますし、2回参拝しましたが、私がより好きなのは熊野です。
なぜなら熊野は自然自体が神社みたいなものですから。
本来の私たち日本人の自然信仰そのものであると思います。

ここに来るだけで何だか「本来に戻れる」感じがあります。
(まぁ、それだけ私たち都会の生活はいかに無理があるか、とも言えます)
そして、すごく今回感じたのは
「コロナで海外観光客をはじめ、訪問者が減って熊野の自然はホッとしているのではないか」
ということです。

「ああ、やっと静かになったねぇ」
「ふーう、人が少なくて落ち着くよ」
「やっとゆったりできる」
なんて呟いているようにも感じます。
例年ですと、この桜の季節はハイシーズンですが・・・
今回はコロナのおかげで私が桜を独り占めしてしまいました。

熊野の森を思う存分味わう

そして、3日目。
私は1日目は時間も短かったといいこともあり、どうも熊野古道の小辺路を本来の道順の逆で、途中まで、歩いていたようです・・・いろいろ中途半端でした・・・

熊野三山 

そこで、最終日はちゃんと小辺路を本宮大社に向かって歩くことにしました。

まず、熊野古道から見える山々、村々の光景が、
まんが日本昔話」そのままです。

おじいさんが山に芝刈りに、
おばあさんが川に洗濯しに行ってそうです。

まさに桃源郷そのもの。
たぶん、日本昔話の時代から2000年とか少なくとも100年とか経っているのに、そのままなのです。

「これを奇跡といわずして、何と言おう・・・」私は心底思いました。
こういう日本人なら誰もが知っている、DNA、原風景がここにはあるのだと思います。

また、熊野の森を一人で歩き、なるべく自然をゆっくり味わいながら歩きました。

どんどん自然が近づいてくる感じです。

そして、小辺路から最後にはありがたい本宮大社に着きます。

やはりこうして歩いてみると最後大社に着いたときには、自ずと拝みたくなりますね。

・・・ということで、自然を満喫、そして独り占めして、この熊野の瞑想リトリートは終わりました。

リトリートのわりには瞑想の話があまり出てこなかったですね。。

ええ、でも、朝、そして夕方とゆったりした時間の中でいつもより集中して瞑想できたと思います。

リトリートは瞑想だけでなく、自然とゆったりした時間の掛け合わせでどんどんリラックス、リフレッシュできて、最後には元気になるものです。

そういう意味では十分効果があったなと。

まぁ、今回は熊野は見所が多くて結構歩き回ったのも確かですが・・・

熊野古道、今回行ってまた改めてその素晴らしさに魅了されました。
やはり、最も日本らしい自然がある稀有な場所であると思います。
また、ぜひ行きたいなー。

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ABOUTこの記事をかいた人

日本一わかりやすい瞑想・コミュニケーションセミナー講師。小学生・大学生、社会人、外国人に約5000人以上、のべ1万時間の授業・セミナーを行ってきた。元早稲田大学非常勤講師。ビジネスパーソン向けのメンタルヘルス・ウェルビーイングのための瞑想セミナー、コミュニケーションセミナーを実施中。セミナー・講演・取材お問い合わせはサイトから