瞑想を毎日20分(1日2回)続けるとどうなるのか
私は、2016年の12月に瞑想を始めて以来7年間。
毎日20分、できるときには1日2回瞑想をやってきました。
その間に瞑想インストラクターの講座も受け、瞑想講師としてセミナーを開催、また、法人研修としてのべ500人ほどの方々に瞑想を教えてきました。
そして、瞑想リトリート(2泊3日合宿)も5回開催してきました。
そんなふうに、7年間毎日続けてきて思うのは
「瞑想の効果は絶大!瞑想で人生が変わる!」ということです。
こんなに誰でもできて、お金もかからず、すごいことはないので、全人類がやって欲しいです。
この「瞑想で人生が変わる」という私の体験は、例えば
インドにいって修行した
とか
1日8時間瞑想した
とか
人との関わりを経って10日間の瞑想合宿した
とかいうものではありません。
基本的には家で20分やっただけです。
ですから、本当に誰でもできます。
そんなちょっとした瞑想体験をするとどんな世界が待っているかを紹介したいと思います!
もくじ
実感している瞑想の効果1 平常心を保てる
「平常心」これは一番実感しています。
そして、瞑想も坐禅も目指すところはここではないかと思います。
もちろん、人間なので日頃は将来に不安になりザワザワしたり、嫌なことがあってイライラはします。
でも、瞑想をしているとほぼ秒で平常心に戻れる、という実感があります。
「まぁ、いいかー」とすぐに思えます。
そして、何か目の前のことをしているうちに
「あれ?何をイライラしてたんだっけ?」と思うのです。
そういうことがパターンになってきたので、ずいぶん気持ちがラクです。
また、瞑想セミナーをしていると、「瞑想をより効果的に行うためにどうしたらいいですか」と聞いてくる方も多いです。
しかし、私の答えは
「何かを得ようとか、効果を得たいと思ってやらない方がいいですよ」です。
実際、そうなんですね。
瞑想は瞑想をする(ただ目をつぶって座っていること)が、そのこと自体が目的です。
禅語に「只管打坐」(しかんたざ)ただ座りなさい、というものがあります。
これこそが平常心ですね。
何も考えず、何もねらわず、瞑想する、これを続けていると普段も平常心が保ちやすくなります。
あの羽生善治棋士も勝負の心得を言ってます。
「楽観的にならず、まして悲観的にもならない。ただ平常心であること」と。
実感している瞑想の効果2 感覚が鋭くなる
これは、自然の中にいると実感できます。
私はなるべく自然散策を週に1回とかするようにしています。
あと、家の前の公園は15分くらいウォーキングしています。
すると、何かときに五感の感じが前と違う!って感じることがあります。
それは瞑想を始めて半年くらい経ったときでした。
そして、説明はできないのですが「ああ、これは瞑想やったから感覚が変わったんだな」と感じました。
なんというか、木や植物、虫が同じ生き物として感じた、そんな感じですね。
瞑想をやると五感が高まる、と言われますが、それは感じますね。
あと、直感も高まります。
五感というか、説明できない感覚を以前より感じるようになります。
それは人が来る気配とか、虫の声とかを感じる感覚です。
また、瞑想中どんな感覚がするのかを知りたい場合にはこちらをご覧ください
実感している瞑想の効果3 脳が疲れない、頭が冴える
感覚が高まる、と関連してめちゃくちゃ頭が冴えてる感じがすることが、本当に最近感じてます。
朝が目覚めて、いきなり頭スッキリ!って感じなんです。
だから当然、やる気もあります。
それで、雑念も減っている感じです。
そもそも、こういった頭・脳の調子が体の調子と同じくらいわかるようになっています。
以前だと仕事を終わると脳が疲れ果てていて、やたらあくびが出てきたり、そして疲れが溜まっていくということがありました。
今振り返るとダラダラやって疲れていた、と。
ところが今は「疲れる前に気づく」ことができるようになりました。
だから、「あ、そろそろ疲れそうだからちょっと休憩しよう」とか
「これ以上無理だから、明日にしよう」などと気付きます。
こうしていると、脳が疲れることがないんです。
その前に自分で気づいて疲れを避けられるからです。
実際、瞑想をすると脳の島皮質(とうひしつ)という箇所が活発に活動し、体内感受性(体の中の感覚)が高まって自分の体の感覚に敏感になれるそうです。
それは実感しています。
だから、瞑想は疲れを取る、というより疲れる前に気づく、そんな効果があると思います。
現代人は自分の体や心の感覚が鈍くなり、病気になるまで、倒れるまで気づかない、なんていうケースもあるようです。
そんな現代人だからこそ瞑想で自分の脳、体への感覚を高めて欲しいですね。
実感している瞑想の効果4 よいアイディアが浮かぶ
頭が冴えているのと関連して、よくアイディアは瞑想中、降りてきます。
でも、これは瞑想中かどうかは人によります。あくまでも私の場合。
私は、起業して毎日、毎日ビジネスについて考えちゃいます。
「どうやって、稼ごうか」
「どうしたら、もっと営業できるのか」
「もっといいマケーティング方法はないか」
「もっと集客できないか」
で、いろいろ本を読んだり、ネットで調べたりするわけですが、都合よくアイディアはでません。
というか、どうしようかアイディアもでなかったり、あとはどうするか決められないこともあります。
そんなふうに行き詰まると瞑想をします。
でも、決して「アイディア出てこい!」と思っては決してダメです。
そういうときは、出てきません。
でも、何も考えず、疲れた頭を休めるような感じで瞑想します。
そして、不安とか嫌なことも考えずに、ただ座る。
すると、ポッと思いついたり、
「やっぱり、やろう!」とか決心できたりする。
そんな経験が瞑想中、何度もありました。
こういうのをひらめきとか直感などといいます。
これはリチャード・ワイズマン博士著の「運のいい人の法則 」(角川文庫) によると運のいいひとは、運の悪い人にくらべて、瞑想をしている人が多いのだそうです。
その理由は、直感力を高めるためだそうです。
やはり頭を空っぽにすると、直感力が高まりひらめきが降りてくるというのは本当です。
実感している瞑想の効果5 よく眠れる
「起業していると資金繰りが気になって眠れない」とは、よく聞く話です。
私もよーくそれはわかります。
何度心がキリキリしたことでしょう・・・
しかし、ありがたいことによく眠れています。
起きている時には「ああ、どうしよう・・・」と不安でいっぱいになるのですが、よく眠れています。
実際、瞑想には交感神経から副交感神経に切り替えて、リラックスをし、不眠改善の効果もあったりして、それも効いているのかもしれません。
そして、眠れて目覚めがスッキリなのです。
朝、瞑想をやっていて変わったことが、瞑想を始めた最初の頃は起きて瞑想をすると眠くて眠て仕方がなかったです。
でも、いつの間にかパッと目覚めることができて(目覚まし時計なしで)しかも、瞑想をやっても寝てしまうことがありません。
つまり、よく眠れて、目覚めが良くなったと感じます。
これも実感している効果の1つです。
瞑想を中心としたリラックス法を紹介しています
実感している瞑想の効果6 よりよい生き方をしようと思える
瞑想を習っていた時に先生に「瞑想をやっていって、最終的には瞑想的に生きることが目標することだね」と言われて、それが印象に残っています。
それは言い換えれば「より良く生きること」であるでしょう。
ちょっと言葉で伝えにくいのですが、瞑想をやっていると頭で「より良く生きねば」と考えるのとは違って、自然と「より良く生きたくなる」のです。
ちなみに多くの瞑想実践者もそう感じているようです。
これは瞑想を実践している人400人を対象に「瞑想を続けてどんな効果を感じているか」を尋ねました。 すると多くの人が様々な効果を感じ、その中に「より良く生きようと思えるようになった」という答えがありました。
ラッセル・マインド・エンターテイメント調査
「よりよく生きる」を具体的にあえて示すとすると、例えば
・早寝早起き
・体によさそうな食べ物が好きになる
・たばこやお酒が必要なくなる
・人にいつも穏やかに接する
・運動をする
・クヨクヨしない
・悪口を言わない
・モノを丁寧に扱う
など・・・・つまり、勝手に健やかな状態になっていくのです。
「より良い生き方」とはそのようなことではないでしょうか。
しかも、ストイックに食べ物を摂生したり「〇〇であらねば」と思わずに。
私だって好きな甘いお菓子を食べることもありますし、お酒を飲むこともあります。
食べ物であれダメこれダメと言われるのは好きではないのでやりません。
イライラもクヨクヨもすることもあります。
でも、おおむね非常に心身ともに健康だなー、と自分で感じます。
たぶん、気持ちに余裕があるのだと思います。
瞑想をするとそんな余裕が持てる気がします。
そういう状態はきっと「瞑想的に生きることなのだろうな」と思ったりします。
瞑想は無料で、誰でも簡単にできる、最高の心の健康法だと思います。
そして、何よりこれだけの効果を得られたのは、やはり毎日やったからに他なりません。
また、その効果は実に繊細に感じられるものです。
ドーンとくるものでは決してありません。
むしろごくごく繊細な変化を感じられるようになるのが、瞑想の本当の効果です。
ぜひ、この私の体験談で興味をもったら瞑想をやってみてください。
きっとあなたも人生が変わるでしょう。
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