もくじ
マインドフルとは
まず、「マインドフル瞑想」の「マインドフル」とは何か、を説明しましょう。
それは「心の状態」です。
心が「今、ここに集中している」そんな状態を「マインドフル」な状態であるといいます。
実は、私たち現代人は一日に18万7千項目のことを考えていると言われています。
(NHK ためしてガッテン「瞑想」精神科医貝谷久宜氏 心療内科・神経科赤坂クリニックの話)
これは、現代人は一日2−3時間スマートフォンを見ている、という調査もあり、そこから情報の洪水を浴びている、といっても過言ではありません。
そして、前出の貝谷先生によると、18万7千項目のほとんどが過去への後悔や未来への不安なのだそう。
つまり、私たちは考えてもしかないことで心がいっぱいなのです。。。
これだけの多くの項目について考えているとなると・・・
それだけで脳は疲労困憊(こんぱい)、疲れるわけです。
ですから、脳のためにも過去や未来ばかりではなく「今、ここに集中する」ことはとても重要なのです。
また、過去や未来のことばかり考えるとは「今を生きていない」ことになります。
まさに「心ここにあらず」の状態です。
今、この瞬間の積み重ねが、人生を積み重ねているわけです。
「ああ、楽しい」
「ああ、美味しいな」
という体験を味わえるのは、「今」しかありません。
そんな今の体験を味あわずに、いつも、いつも
「あんなことしなければよかった」と後悔したり
「自分はどうなるのだろう」と心配する、そんな「心こころにあらず」のまま一生をおくっていく、などということは考えただけでもゾッとしませんか。
このような、つねに「過去や未来」にとらわれやすい私たちを「今ここに集中する」状態にさせてくれるとてもよい方法が「瞑想」です。
「瞑想」には私たちを「マインドフル」な状態にさせてくれる、実践方法なのです。
それでは、どんな「瞑想」には効果があるか、ご紹介しましょう。
瞑想の効果
〜ストレスを減らす効果 例2つ〜
1 不安を解消する
私たちの脳には、自分自身や自分の体験に関わる
「自分中枢」と呼ばれる部分があり
これは「身体感覚や恐怖中枢」と深く結びついています。
だから「恐怖」「不安」を感じると
「恐怖中枢」から神経経路を通って「自分中枢」へ行き恐怖心や不安が
生まれます。
つまり、ちょっと恐怖な体験をすると
「わー、どうしよー!!」
「死ぬー」
「もうダメだー」
と大パニックな訳です。
これが瞑想をすると、
この「自分中枢」と「身体感覚や恐怖中枢」の
結びつきが弱くなります。
これで、「自分中枢」が刺激を受けても
以前より大きな恐怖の反応が和らげられます。
一方「身体感覚や恐怖中枢」と
「判断中枢」(論理的に考えたり、冷静に判断する)
が結びつきが強くなります。
つまり、
恐怖の体験をしても
「いったん、本当に危ない状況か、もう一度確かめてみよう」
「ちょっと、深呼吸して落ち着こう」
「まずは、一番緊急なことから手をつけよう」
などと、冷静に判断し行動できるようになるわけです。
2 不眠を解消する
イライラすればするほど、そのことばかり気になってしまい
眠れませんよね・・・
そして、また眠れないことがストレスになったりして・・・
この「イライラして眠れない」原因は、究極はたった1つです。
副交感神経より交感神経が優位にあること、です。
ご存知の方も多いかと思いますが
人には
副交感神経(お休みモード)で交感神経(活動モード)があり
両方がバランスをとることで、私たちの健康は保たれています。
しかし、「イライラしている」というのは、本来副交感神経(お休みモード)
が優位にあるべき寝る時にも、交感神経(活動モード)が優位なので
眠れないわけですね。
また、現代はスマホなどの刺激で交感神経(活動モード)が優位に
ありがちです。
私の友達は、もう1日中交感神経(活動モード)の方ばかりの
生活で、本当に休まらなくなってしまいます・・・
そこで
圧倒的に効くのが瞑想です!
瞑想は交感神経を休め、副交感神経の働きを強める
といわれています。
また、脳の主な働きをしている部分(デフォルトモードネットワーク)を
休める、ということも有名です。
ただぼーっとする、あるいはイライラ、クヨクヨなど
「心」を使っている時にも常に脳はエネルギーを消費して
「休まっていない」状態なんですね・・・
それらを「休める」ことができるのが「瞑想」なのです。
なぜ、瞑想をするとこんなに変化があるのか
まず、どの瞑想法も基本は「座って目をつぶる」だけです。
本当に誰でもできます。
しかし、たったそれだけのことでこれだけの様々な効果があるのは、不思議ではないでしょうか。
実はここに瞑想の本当の深さ、真の意味が隠されています。
瞑想の真の意味とは・・・
それは瞑想の本来の目的は、純粋意識にアプローチをすることにあるのです。
純粋意識とは何か
「純粋意識」とは初めての言葉かもしれませんね。
これはどういうものか、まずは「意識」の説明からしていきますね。
人には潜在意識と顕在意識があるといわれています。
潜在意識は「無意識」ともいわれていますね。
私たちが「やろう」と意思を持ち、行動していることは表に出てくる「顕在意識」です。
反対にそれ以外の行動は「無意識」によって行われています。
一般的によくいわれているのが
顕在意識:潜在意識=1:9 という割合である。
私たちがはっきりと意思を持って、行動していること
言葉に出していることなどはほとんど氷山の一角である、といわれているのはこのためです。
それで、よくいわれるのが「瞑想」がこの「潜在意識」を書き換え、人生が好転したり、引き寄せ効果が起こると説明されています。
しかし、それが「当たっていない」のは実は正しくは「瞑想」は「潜在意識」ではなく・・・・
もっとそれよりも深いところにある「純粋意識を高めていく」効果があるからなのです。
純粋意識は、顕在意識と潜在意識とは別にある意識。
そして、それは別にあるので、顕在・潜在意識で100%だとしたら「純粋意識」それとは別に100%あります。
何だか、ややこしい話になってきましたね。
たとえ話を使って、解説しましょう。
私たちは、人それぞれの花を咲かせます。そして人それぞれ違う葉っぱを持っています。
まさに「世界にひとつだけの花」ですね。
これが顕在意識の部分です。
そして、その花を咲かせるのに必要なのが土の中の養分や水です。
これは「大地」で私たちは共通の大地から「命」に直接つながるような「養分」や「水」をもらっています。
だから生きていけるのです。
この「大地」がまさに「純粋意識」。
この「大地」から「水」や「養分」を吸い上げる際に、当然「根」を通ってきます。
この「根」にあたるのが・・・そう!「潜在意識」。
図で例えてみると、意識の全体がなんとなく理解しやすいと思います。
まぁ、もっともこの意識は言葉では説明しにくく、目にも見えず、実態はわかないものですが・・・
でも、純粋意識とは私たちが「魂」とか、まさに「生命」とか言っているものと同じと考えていいと思います。
また、純粋意識とは別の表現ではありますが
仏教や禅では「悟り」といったり
老子の思想では「道」といったり
臨床心理のユングは「集合的無意識」といったり
または「宇宙の法則」
などといったりしているものです。
私は別にスピリチャルな人間ではありませんが、でも「魂」くらいならすんなり受け入れられます。
確かにみんなにも、私にも魂はあります。
その「魂」のような「純粋意識」を瞑想によって高めていける、そんな思想が瞑想にはあるのです。
私が使っている「純粋意識」という言い方は今から5000年前、
インダス文明時代「瞑想」が始まった頃からの思想である「古代ヴェーダ」から始まっています。
ですから、「純粋意識」はあり、やはり瞑想を毎日続けている人たちが共通に実感している、そんなものなのです。
ちなみに、私が「魂」の考え方ですごくわかりやすかったのが、老子の思想にある
(魂は天から)出て生き(天に)入りて死す 道徳経 貴生第五十 より
*( )は私の補足した言葉です。
です。
つまり、私たちの魂は天からいただき、そして、今こうして生きている世を旅し、そしてまた天に魂は帰っていく。
図で描くとこんな感じ・・・
これはものすごく納得ですね。
例えば、もうすでに死んだ私の祖母や叔母たち、身近だった人。
なんだかまだ生きている気もするし、そして、どこか私の心の中にいる、そんな気がすることがあります。
そして、「ああ、なんだかきっと私も同じ道をたどって、いつか死んだらどこか(天に)帰っていくんだろうな・・・」
そう考えると、やはり「魂」(純粋意識)って、肉体とか潜在意識とは別にありそうだ、と感じます。
そして、肉体も、潜在意識や純粋意識も含めて、魂も含めて「自分」なのだと納得できます。
だから、純粋意識とは例えてみると「自分の軸」と言えます。
瞑想はその「純粋意識」を高めていくことができる、つまり「自分の土台」となる「自分の軸」を創っていくことができるのです。
瞑想をすると、この「自分の軸」を創って、それがどっしりとしっかりしたものになっていく感覚はよくわかります。
たぶん、多くの人が実感しているように、瞑想をすると・・・
・心が安定する
・落ち着く
・冷静でいられる
・自分を俯瞰(ふかん)できる
・大きな心もちになる
そんな感じがそうでしょう。
本当に不思議とみんな感じてくるようになるのです。
また、「つながり」を感じることもよくあります。
これも「軸が通る」という言い方もできますね。
本当に自分が望むこと、そして感じることと、表に出てくる感情や言動がつながって一致してくるのです。
「無理がない自分になれる」というか「自然体」というか・・・
そういう意味では「自分の軸」がしっかりしてきて、ブレず、しかも満足も得られる、そんな状態です。
そして、そういう状態は、不思議と自分の周りとも調和がとれている。
周りの人たちからも認められている状態なのです。
つまり「自分よし、相手よし、世間よし」三方よし!ってやつですね。
まとめると・・・
瞑想で、「自分の軸」ができてくる、そして、それが三方よし!につながるので、結局最初に挙げた、瞑想の様々な効果が出てくるのではないか、と私は思うのです。
今の私たちには「自分の軸」が必要
ひるがえってみると、現代の私たちは「自分の軸」がブレることが多くなっています。
それは、あまりにも情報が多くすぎて、「何が自分に必要なのか」「何が本当に好きなのか」さえわからなくなっているからです。
さらに
私たちは、経験を積むと「こういうものだ」という固定概念に縛られることが多くなってきます。
そして、本当の自分の感じ方や考え方ではなく、なんとなくみんなが言っていることを良い、と感じてしまう傾向があります。
だからこそ、「自分の軸」というものを持った方がいいのです。
それが「自分らしさ」「自然であること」につながっていくからです。
先の「魂」の図であったように、せっかく生まれてこの世を旅するのなら、自分が本当に行きたいと思うところに行き、そこでの経験を味わった方が「魂」が喜ぶのではないでしょうか。
これから先、ますますIT化が進み、人工知能も凄まじい勢いで進化していくと思います。
そんな時代だからこそ「自分の軸」を創り、「自分らしい」生き方をするために、多くの人に瞑想を活用してもらいたいな、と思います。
そこに瞑想の真の意味はあるのだと信じています。
瞑想の仕方 超簡単5ステップ
コツ1 もし、床に座るのだったら座布団などを
2つ折りにして、お尻の下に敷くといい
コツ2 手のひらは上向き
コツ3 体を左右に揺すって、お尻の下のコリコリした骨、
坐骨(ザコツ)を床に突き刺すイメージ
コツ ぎゅっと閉じずに、目を閉じたまま
下向き45度くらいを見ているイメージ
コツ1 ゆったりと深呼吸を10回くらい繰り返す
コツ2 鼻から吸って、鼻から吐く腹式呼吸
コツ3 深呼吸のリズムは 吸って3 吐いて6 くらいのカウントで
↓
ステップ4 20分間そのままの状態で座り続ける
コツ 自然な呼吸で行う
↓
ステップ5 20分間終わったら、続けて5分−10分横になる
コツ ただゆったりと・・・
↓
そして・・・
ゆっくり起き上がる
まずは、これだけです!
簡単でしょ!
とにかく、難しく考えずにやってみてください。
誰でもできますから。
この内容はyoutubeでも紹介しています。よかったらご覧ください。
瞑想はどんな場所でやったらいいの?
瞑想をする場所ですが、基本「静かに落ち着ける場所」であればどこでもOK!
家であれば、瞑想している20分間は家族やペットなどが入ってこないようにお願いしましょう。
また、瞑想法によってはヒーリング音楽を流したり、お香やアロマを炊いたりする方法もあるかもしれませんが
私がここで紹介している瞑想の仕方は五感を閉ざして行うので、音楽や香りもなしです。
また、屋外でやるのも案外「暑さ、寒さ」「雑音」など気になってしまいます。
あと、虫も飛んでたりするので・・・
ですから、基本は屋内をオススメします。
最初は時計の音や、外の音など気になるかと思いますが、ちゃんと毎日行うことで瞑想に集中できるようになってきます。だからご安心を!
瞑想をするときに、環境を整えるのはとても、とても大事なんです。
なので、できるだけ快適な環境を作ってやってみてください。
瞑想をするのにオススメの時間が朝である理由
瞑想は朝やったほうがいい理由その1 清々しい気持ちでやれる
静かなところで、寒すぎず暑すぎず、不快感を感じない環境で瞑想は行います。
なぜなら、
「暑い」
とか
「寒い」
とか
「うるさい」
などに気を取られてしまうと、瞑想に集中できないからです。
そう考えると、朝の「清々しい空気感」は最もオススメですね。
特に、家に家族がいたりする場合には、みんながまだ寝ている静かな時間はチャンスです。
また、寒くない時期は窓を開けて深呼吸をしてから行うと、より清々しい感じを味合うことができます。
瞑想をすると、スッキリ感がありますが、朝起きてすぐ行うとより一層それが感じられます。
瞑想は朝やったほうがいい理由その2 胃腸が空っぽである
瞑想をするのは、食後3時間はあけた方がいいです。
なぜなら、食後直後は消化に意識がいってしまうからです。
そう考えると、夜は食後3時間後から寝る前の間、という制限がかかります。
ですから、胃が空っぽの時間、朝はオススメなのです。
私はいつも、まず起きて白湯を1杯飲んでから、瞑想をします。
その時にはお腹がいっぱいでも、空いているわけでもなくちょうどいい状態です。
意識がお腹に向かいません。
そんな意味でも朝、起きてすぐはオススメなのです。
瞑想は朝やったほうがいい理由その3 瞑想をして、活動的になれる
何といっても、瞑想をするとスッキリとし「よし!やるぞ!」という気持ちになります。
やる気が自然と湧いてきます。
また、脳科学的にも「集中力が増す」「創造性が増す」「気持ちが安定する」などという結果が出ています。
ですから、そんなふうな瞑想の効果を朝から日中にかけて、思う存分使えるわけです。
そういう意味では「朝瞑想」はとても効率のいい、瞑想の効果の生かし方といえるのではないでしょうか。
瞑想は朝やったほうがいい理由その4 満足感を得てから1日の活動に取りかかれる
例えば、いつもより早起きをして何かした後(ジョギング、読書など)仕事に出かける・・・・
この「朝ひと仕事終わっている」感覚って、とってもお得感を感じませんか?
朝活ってすごい充実感ありますよね。
なぜか仕事後、夜やるより充実感感じます。
ですから、「朝瞑想」は気持ち的にも日々のちょっとした満足感を上げることができます。
しかも、瞑想の効果もあるわけですから、2倍お得ですね。
瞑想を継続していると、本当に瞑想をやることで「いい気持ち」「至福感」などを味わうことができます。
すると、早起きもむしろ「あの瞑想ができる♪」と楽しみになってくるんです。
実際私はそうでした。
結構、夜寝る時から「朝瞑想ができる」と楽しみ、ささやかなご褒美みたいな感じでした。
ただし、そうなるまでが毎日続ける、早く起きるのは確かにしんどい時もありました。
でも、続ければ必ず、この喜びは味わえますから、ぜひぜひ続けてみてください。
瞑想は朝やったほうがいい理由その5 夜よりも時間を確保しやすい
これは物理的な理由なんですが・・・
実際、夜より、朝の方がやりやすいんですよ。
本当のオススメは1日2回ですが、どうしても1回しかできないのなら「朝」です。
夜はやはり、理由2でも書いたように晩御飯を食べて、まだ食べ物が胃にある場合があります。
そして、アルコールなんかが入っていると瞑想はオススメできません。
また、どうしても疲れている → 面倒くささが増す → やらない・・・と、なりやすいですし・・・
私も夜瞑想をやって何度かありましたが完全に「寝落ち」することもあります。
朝も眠いんですが、わりと「寝ているのと瞑想の間を行ったり、来たり」が多いですね・・・
「寝落ち」はないです。
そんなことからも、「朝」の方が続けやすいと思います。
1 清々しい気持ちでやれる
2 胃腸が空っぽである
3 瞑想をして、活動的になれる
4 満足感を得てから1日の活動に取りかかれる
5 夜よりも時間を確保しやすい
もちろん、夜瞑想をすると熟睡しやすい、ということも言われていますし、不眠に悩んでいる方は夜もオススメです。
ですが、特に瞑想を続ける、ということが目標の最初の段階の場合にはぜひ「朝瞑想」で続けてみましょう。
その効果が十分に感じられるはずです!
瞑想的に生きる
瞑想的生活とは?
いくら瞑想がいい!と言ってもあなたの生活自体が
よくなければ、瞑想による効果もあまり出なくなってしまいます。
そこで、瞑想的に良い生活というのはどういうものか?
生活のシーン別の瞑想的生活のポイントを探っていきましょう。
「食事」「掃除、片付け」「インターネット」「人間関係」「お風呂」「散歩」
を例に説明していきます。
これで瞑想の効果も出やすくなる上に、
最終的にはあなたの生活や人生自体が
向上していきますよ!
瞑想的食事の仕方
まずは、なるべくインスタント食品やコンビニのお弁当など
添加物の入った食品を避けましょう。
食べ物の素材を活かした料理が良いでしょう。
ですから季節の野菜や素材を食べることも良いことです。
現代は健康法についての情報がありすぎて
「○○は食べてはだめ!」
「ビタミン○を取りなさい」
・・・などと一体何がいいのかわからない状態です。
でも、一番大切なのは
「自分にとって何が一番いいのか」を知ることです。
これは「体に聞く」ことが一番大事です。
自分の感覚を大事にしましょう。
量や食事の回数も自分に合ったものにすると良いです。
最初は何が合っているのかわかりづらいと
思いますので、まずは「添加物の少ないもの」「季節の食材」を
選んでみましょう。
食べ物を選んだら、食べ方です。
ここで大切なことは「味わうこと」です。
食事の「見た目」「匂い」「硬さ、柔らかさ」「温かさ、冷たさ」
そして、「味」を味わうようにしましょう。
そのためには食事の前後には、感謝を込めて
「いただきます」と「ごちそうさま」と言います。
作った人をイメージできると良いでしょう。
形だけではなく、気持ちを込めることが重要です。
そして、食事中のスマホなどはやめます。
食事を「味わえなく」なります。
また、テレビなども消すようにし、
食事中は
特に「ネガティブな情報」に触れないように心がけましょう。
瞑想的食事の仕方 まとめ
・「添加物の少ないもの」「季節の食材」を食べる
・食事の「味」だけでなく「見た目」「匂い」「硬さ、柔らかさ」「温かさ、冷たさ」
も味わう。ゆっくりよく噛んで食べる。
・作った人をイメージし、食事の前後には、感謝を込めて「いただきます」と「ごちそうさま」と言う。
・食事中のスマホ、テレビはNG
瞑想的住まい、掃除、片付けの仕方
人にとって「環境」の影響はとても大きいものです。
あなたのあり方、もっというと良いエネルギーを上げたりするのも
「環境」しだい、と言えるのです。
瞑想の効果として「エネルギーを上げる」ことがあります。
しかし、「環境」が悪いとせっかくのその効果が出にくくなってしまいます。
ですから、自分の家や部屋の環境を整えるのはすごく大事です。
まずは、部屋が清潔に片付いていること。
今、あなたの部屋はどうでしょうか??
そこにいて「気持ちのいい感じ」がしますか?
もし、今住んでいる場所自体があまり「いい感じ」がしないのであれば
引っ越すのも手です。
「いい感じ」というと風水などで調べる、などということをよくいったり
しますが、それよりも「自分の感覚」を大事にしてくださいね。
「自分でいい」「良くない」と感じ、わかることが大切です。
そして、もし部屋が片付いていなくて「居心地の悪さ」を
感じるようであれば、片付けましょう。
そして、「いい感じ」に囲まれて
生活できるようにしましょう。
瞑想的住まい、掃除、片付けの仕方 まとめ
・住んでいる場所が「いい感じ」がしなかったら引っ越すのもあり
・部屋を片付けて、居心地を良くする。
・なるべく物を減らし、「いい感じ」に囲まれて生活する。
・風水などよりも、まずは自分の感覚で判断する
瞑想的インターネットとの付き合い方
私たちはテレビやインターネットからの情報の洪水にさらされています。
そして、それにいつのまにか洗脳され、そして流され、振り回されています。
これだけの情報洪水から身を守るためには
まずは「自分に必要な情報以外は断つ」ことがとても重要です。
時には「情報断食」することも必要でしょう。
ダラダラとスマホやテレビを見ないことが「情報断食」です。
一度改めて自分にはどんな情報が必要なのか、
考えてみるといいかもしれません。
もちろんリラックスするために
スマホやテレビを見ることもあるでしょう。
しかし、無意識のうちにそのような情報にさらされると
あなたの潜在意識にまで影響を及ぼします。
テレビやネットなどのメディアの作り手は
視聴率や視聴者数を上げるのが目的で
情報を流しています。
事故のニュースやスキャンダルなどを大げさに、繰り返し
流すのはこのためです。
正直そんな情報はあなたにとって意味のないものがほとんどで、
時にはネガティブな情報はあなたにとって害になることもあります。
このような「情報災害」を浄化し、脳や心、潜在意識を
きれいにするのが「瞑想」なのですが、あまりの情報量だと
瞑想の浄化が追いつきませんね。。。
ですから、瞑想の効果を上げるためにも
身の回りの情報を選んでいくことはとても大事なのです。。
瞑想的情報との付き合い方 まとめ
・自分にとって必要な情報は何か考えてみる
・テレビやネットを無意識のうちに見過ぎない
・特にネガティブな情報を見過ぎない
ちなみに情報は「自分で実際体験したこと」で得られたものが
一番価値があります。ですから「自分で感じること」「体験すること」を
大切にしましょう。
瞑想的人間関係の築き方
これも「環境」と同じです。
私たちが一番影響を受けている「環境」は「人間関係」です。
あなたはどういう人になるかは「誰と一緒にいるか」によって
決まってくる、といってもいいのです。
そのためにも「良いエネルギーを上げる人」と一緒にいることが
とても大事になります。
しかし、今あなたの周りに「良いエネルギーを上げる人」がすぐに
見つからないかもしれません。
そんな場合にはまずは「良いエネルギーを下げる人」を避けることを
してみましょう。
では、避けるべき「良いエネルギーを下げる人」の特徴を紹介しますね。
・人の悪口を言う人
・愚痴をこぼす人
・文句ばかりを言う人
・人を攻撃する人
・わがままを言う人
・自慢する人
・揚げ足をとる人
・いつも人のせいにする人
要するにあなたにネガティブな影響を与える人ですね。
こういう人はあなたの「良いエネルギーを下げる」ことになるので
なるべく付き合わない、避けることが必要です。
そして、自分自身が「良いエネルギーを上げる人」になれると
いいですよね。
「良いエネルギーを上げる人」になる一番簡単な方法は
「他人に貢献する」ことです。
他人のためになることをすれば、誰でも「良いエネルギーを上げる人」に
なれます。
これはもしかしたら「瞑想」以上の効果があるかもしれません。。。
そして、エネルギーが高まると必ず「良いエネルギーを上げる人」に
出会うことができます。
瞑想的人間関係の築き方 まとめ
・良いエネルギーを上げてくれる人と一緒にいるようにする
・良いエネルギーを下げる人はなるべく避ける
・良いエネルギーを上げてくれる人になるためには「他人に貢献する」こと
瞑想的お風呂の入り方
最近はシャワーだけで済ませてしまう人が多いと聞きますが
お風呂の効用はたくさんあります。
やはりリラックスできますし、日常の中でも
食べる、寝るとか生きるために絶対必要なことと違い
ちょっとした非日常ですよね。
ボーッとすることができます。
「瞑想的なお風呂の入り方」としては
「じっくり味わうこと」ですね。
お風呂のお湯かげん「熱め、ぬるめ」などをじっくり
感じ、水と触れている感じも味わいます。
あと、お湯をじっと見つめるのもいいです!
お湯の音も楽しめます。
また、ちょっと考えてみると
世界中を見渡すとこんなに水を贅沢に使える
国は日本くらいなんです。。。
そんなことをできる国や環境に生まれて
お風呂に入れて「感謝」の気持ちも
湧いてくるかもしれません。
こんなふうに色々な角度からお風呂を瞑想的に
体験してみましょう。
ところで、私は瞑想をお風呂でするのはおススメしません。
なぜなら、書いたようにお風呂の中では色々五感が働きます。
「瞑想」は本来そのような五感を閉ざして、もっと深い意識
(これを純粋意識と言っています)へアプローチする方法なのです。
ですから、五感はむしろ働かせないようにするのです。
(私がやっている瞑想法はそういうものです。だから目を閉じて
静かなところで行います)
また、お風呂で瞑想するとのぼせてしまうこともあるので、
オススメしません。
瞑想的お風呂の入り方 まとめ
・お湯かげんを味わう
・お湯の中に入っている感じを味わう
・お湯をじっと見つめる
・お風呂の中では瞑想しない
瞑想的散歩の仕方
散歩もリラックスするのにとても効用があります。
これも瞑想的に散歩してみると、とても豊かな散歩になります。
このコツも「味わう」ですね!
ゆったりと呼吸しながら、歩くテンポはゆっくりめで
歩きましょう。
そして、大事なのは歩いている道にある自然と関わることです。
特にパワースポットなどと言われている所は
例外なく、自然がある場所です。
そんな場所を歩いていると木々や草花そして虫など
が生き生きと活動しています。
そんな様子を感じ、眺めてみましょう。
心の中で話しかけてみるといいですね!
そんなことが「ウォーキング」と「瞑想的散歩」の違いです。
不思議と瞑想を深めていくと、そんな自然の生き物たちが
「生きている感じ」が敏感に感じられるようになってきます。
そして、生き物たちとの繋がりを感じられるようになってきます。
恐らく人間はもともと、自然の中で共存しており
そんな感覚は強かったはずです。
それを瞑想的散歩で取り戻すことができるのです。
ですから、できればこの瞑想的散歩は一人でするのを
オススメします。
誰かと散歩するのは楽しいのですが会話がはずめば
会話の方に夢中になってしまいます。
そうなると自然を味わえなくなってしまいます。
一人で歩き自然との会話を楽しんでくださいね!
瞑想的散歩 まとめ
・ゆったり呼吸をして歩く
・自然の木々や草花、虫と関わる
・自然と会話できるよう、一人で歩く
私は「瞑想的生き方こそが瞑想」という言葉が好きです。
それは「じっくり味わい、丁寧に生活し、生きること」です。
瞑想を続けているとこの意味を実感できるようになってきます。
ですから、マインドフルネス瞑想でよく言われるような
「集中力が上がります」とか「記憶力が上がります」というのは
「じっくり味わい、丁寧に生活し、生きること」と比べると
ぶっちゃけどうでもいいこと・・・
「瞑想的な生き方」これが大事で、だからこそ、私がやっている古代瞑想法は
5000年前から今日まで「人間にとって一番大事なこと」として
ずっと続けられているのだと思います。
瞑想は、ただ目を閉じて座っているだけですが、実はそこには
とてつもない人類の知恵が詰まっているのです。
ぜひ、あなたも瞑想的な生活を実践してみてください、
きっと豊かな気持ちになれるはずです!
瞑想リトリートのすすめ
リトリートって知っていますか?
リトリートとは・・・
自分と向き合う時間や新しい体験を新しい場所でする事で
思考の転換を行い、”よりハッピーに人生を再スタートする”
という意味として使われています。
私は瞑想でリトリートを知りました。
こんな深い意味があり、素晴らしいなと思います。
現代人の私たちは本当にストレスが多すぎて
脳や神経がいつもフル活動している状態で
圧倒的に交感神経が優位に立っているので
特に休むときには休むというのをしないと
本当に疲れてしまいます。
しっかり休んで、どれだけその後いかに
リフレッシュしていくかが
仕事や日常生活をより活動的にする
決め手となります。
ですから、本当は月に1回とかやれるのが理想です。
そして、リトリートは
最低でも2泊3日やるといいと言われています。
このご時世でなかなか月に2泊3日は難しいかもしれませんね
まぁ、もしよかったら数ヶ月1回とかでやってみてください。
ただの温泉旅行もリフレッシュにはなるのですが
リトリートの場合には瞑想をメインになるので
一緒にいる人と観光などはメインではありません。
一人静かに心と向き合う、旅行とは目的が違うところです。
かといって、厳しい修行とかではないです。
本当に芯からリラックスして、終わった後には
スッキリ、そして よし!やるぞ!という気になっている、
それがリトリートです。
リトリートはどこでやるかがとても大事
そんな一人静かに向き合うためには
場 、環境が大事。
転地療養というものがあるくらい
自分がいい感じを受けるところに身を置くだけで
病気の治療になる、と言われているほど。
というわけで、いかにもビジネスって感じの会議室や
都会のビルのど真ん中などよりも、自然の中で
いかにも 気がいい感じのがいいですね。
いわゆるパワースポットみたいな所、でもパワースポットでなくても
いい感じがする所であれば大丈夫です。
では、実際瞑想リトリートが行われているオススメの場所を
紹介しましょう。
私の経験からおすすめしています!
ここは、以前にもおすすめして
詳しくレポートしています。
瞑想的最適場所→戸隠神社奥社&鏡池に行ってきた!
ここは歩くだけでも
気持ちが変わりますね。。。
本当に自然の中で自分の変化を体感できる
そんな場所です。
ここは、なんといっても徒歩40分以上はかかる奥社に続く杉並木が有名です。
この杉並木はなんとも神秘的、なぜなら11月から5月のゴールデンウィーク終わりくらいまでずーっと雪に閉ざされているんです。
ということは、人の足を踏み入れることのできない、秘境のような場所。
そりゃー、神秘的です。
実際、瞑想をするのは宿になりますが、もちろん、自由時間にこの杉並木は歩くべきです。
自然の中を歩くと、瞑想の効果も一層高まるんです!
リトリートにオススメ 高野山 in 和歌山県
ここはあの空海さんが今でも瞑想をされている、という奥の院があります。
ここでの瞑想合宿はほんと素晴らしかったです!
また、行きたい!
奥の院までの徒歩20分くらい続く、墓地がこれも神秘的。
特に朝歩くのはオススメですね。
そして、奥の院について空海さんへ参拝するのですが、たしかに「いらっしゃる」という感じがしましたよ。
「ああ、空海さんは今でも瞑想されているんだなー」と、何ともいえない雰囲気を感じました。
そんな由緒ある土地で瞑想リトリートは、オススメです。
宿坊では、朝のお勤めにも参加させていただき、やはりちょっと日常とは違う厳かな気持ちにもなりました。
瞑想をやって、そんな体験もできる、高野山は素晴らしかったです。
リトリートにオススメ 那須塩原 in 栃木県
ここでは何回かリトリートしました。
初めての瞑想合宿は、瞑想インストラクターになるためのもの。
なんと!特別に美術館で瞑想したんです。
これはちょっと普通にはできませんね。
素敵な絵画に囲まれて、瞑想でした。
そして、2回目はまだ雪が積もる研修所で参加しました。
これもよかったー。
瞑想を始めて1年目。
やはり時々じっくりするのはとても効果的です。
丁寧に取り組めますから。
雪に閉ざされているのが、またよかった。
リトリートにオススメ ご縁の杜 in 神奈川県
都心からアクセスがよく、泊まれるのが、ここ「ご縁の杜」です。
ここは瞑想仲間と行ったのですが、本当にヴィーガン料理(動物性淡白質や油分を一切使わない料理)が美味しくって♪
気軽にいける、料理が美味しいという意味ではオススメです。
瞑想室も別途借りるのですが、人数が少ないなら部屋で瞑想するのもアリだと思います。
驚くべき、自然の力・・・森林療法
こんなふうに、リトリートは自然の中で行うのが良いのには科学的な理由があります。
調べてみると転地療法のようなもので
「森林療法」というのがあって
事例としては
アルツハイマー型認知症を患っていたある男性が
病院では他の人と関わることもなく、ぼんやりと過ごして
いたのですが、病院の裏山の山林を歩き
職員と、鋸で丸太切りをしたり、鉈(なた)で皮むきをしたり、
杭打ち等の作業を行ったところ、
それまでと打って変わって笑顔になり、
積極的に作業を行うようになった
そうです。
また、免疫力が上がるNK細胞が活性化されるそうです。
あと「森林療法」の実践者として有名人なのはあの
夏目漱石だそうです。
漱石はイギリス留学の際、神経衰弱、今でいう「うつ」に
陥ったのですが、スコットランドのピトロッホリーという地で当地の山道や渓谷を
散策することによって、精神の安定が得られたと聞いています。
また、
ベートーベンや、作家の堀辰雄も、治療の困難な疾病や障害を転地療養して
森林を歩くことで、改善したとも言われているんです。
こんな例を知ると、自然が持つ力ってすごいな、
医療とか薬以上のものがあるな、と感心しますね。
そんな自然の力をかりながらの瞑想リトリートは、年に一度でよいので、皆にやっていただきたい。
リトリートが終わった後には「人生が新たにリスタート」できるに違いありません。
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