ゼロイチ起業一年間で、心に残った言葉&気づいたこと 6選

今月で起業してから一年が経ちます。

この一年間はなんとも、忘れられない一年となりました。

最初は全然お客様が集められなくて、セミナーもできなかったし
ブログ記事書いても、書いてもあまり読まれることもなかった・・・

それでも、コツコツと続けた結果
今はセミナーを毎月開催、
ブログのPVもやっと1万PVを超え
メルマガ読者も100名を超え、

そして、お問い合わせ、研修もお申し込みいただけるようになりました。

振り返ってみると、積もってきたものはありますね。

そこで、この一年間で直接言われた、あるいは自分で思わず言った言葉で
印象深かったものと、
その時の出来事を振り返ってみたいと思います。

そんな言葉の中に私の一年間の軌跡があるんじゃないかなぁと思います。



初めてのモニター向け瞑想セミナーの時、その前の週は英語を教えていた・・・アンタは何屋?

心に残った言葉1 まずは、「相手が喜ぶことをする」それが仕事になる

一年間で随分たくさんの方々とお会いしてきました。
実際お会いした方々で300-400人。

そして、オンラインのコミュニティで出会った人で100−200人くらいいるかと思います。

そんな方々の中で起業してビジネス経験がある人に会うと私が一番尋ねていた質問は、

トーゼン

どうやったら稼げますか?
です。

いやぁ、ホント知りたかったんだもん。

すると、皆さん異口同音におっしゃっていたのが
「稼ぎたかったら、まず相手が喜ぶことをしよう」
「まずは相手に与えなさい」
です。

ええ、わかります。わかりますよ。

 

それ・・・そうは言っても

「自分が稼ぐ前に与えるって、なかなかそういう気持ちにならないし」

というのが最初半年くらいの正直な気持ち。

全然入らない申し込み・・・
どんどん減っていく手元の貯金・・・

そんな状況ではますます
「稼がなくては」と気持ちが焦るばかりでした。

それが半年くらいでだんだん変化し、行動自体も変わっていきました。

なぜなら、コミュニティに入り、そこで知り合った仲間に自然と「与える」ようになったからです。

例えば、オンラインのブログのコミュニティでは人のブログを読んだらコメントを「与える」ことができます。

また、「〇〇について知っている人いませんか?」と誰かが求めていると
「私、知っています。こうするといいですよ」とアドバイスを「与えます

逆に私もブログにコメントをもらえると嬉しくなり、モチベーションも上がります。

別にそこに損得はありません。
ごくごく自然に起こることです。

そうしているうちに、気づくとコミュティ仲間に瞑想のモニターをしてもらったり、
実際有料のレッスンを受けてもらったり、
私が知っていることの相談を受けたりということが起きてきました。

半年過ぎくらいから、私のこれまでの経験を踏まえて

・セミナーの作り方のアドバイス
・セールストークのアドバイス
・交流会に出る時のアドバイスなど色々してきました。

その時は
目の前の友達に何か役立てればいい、という気持ちだけでした。

そして、ふと気付いたのです。

「稼ぎたかったら、まず相手が喜ぶことをしよう」
「まずは相手に与えなさい」
ってこのことだったんだ・・・

成功してきた人は、皆さんこのプロセスを通っているんですよね。

実際、体験してその意味が腑に落ちたのです。

しかも、この言葉には
人に役立つこと、困っていることを解決することが、ビジネスのスタートであり、ゴールでもある」という意味も含まれていると思うのです。

人に役立つからこそ、「与える」という行為をするわけです。

綺麗ごとでもなんでもなく、真実ですね。

私は起業して最初はわからなかったけど、だんだんこの言葉の真意がわかってきました。

まぁ、それだけでも起業した意味はあったと思います。

成功している人は、必ず「人の困りごとを解決している人」です。

売れない人は「ひたすら人の困りごとが目に入らず、売りたがっている人」です。

これは間違いありませんね。



初めての体感セミナー、友達が3人来てくれた。ホントあの時の友達には感謝。

とにかくブログ書いてた・・・

誰とも喋らずに一人で書いてた・・・

晴れの日も雨の日も・・・

心に残った言葉2 「とにかく、この人のためになんでもやってあげたい、それが理想のお客様」

この一年間で一生懸命勉強したことは、「マーケティング」です。
ホント何も知らなかったから・・・

マーケティングの中で最も大切なことは

「誰に」自分の商品を届けたいのか決めることです。

それはマーケティングで
「たった一人の理想のお客様」とか「ペルソナ」とか言われたりします。

それで、この「ペルソナ」を決めたら、事細かくその人の詳細を出していきます。

特にその人の「不安」「不満」「悩み」「痛み」「解決したい問題」「満たしたい欲求」を細かく出していくことをしました。

合計100個くらいを書き出してみるのですが・・・

そうですね・・・私はこの一年間でこの100個の書き出しを10回くらいはしました。

そうして何回もするうちに、「理想のお客様」が生き生きとし出すわけです。

ところが・・・・ある時を境にその「理想のお客様」が180°大転換したことがありました。

それは、本物の「理想のお客様」に出会ったからです。

私は、東京中小企業同友会という経営者の会に入っています。

そこで知り合った社長さんに瞑想セミナーのデモレッスンをしに会社に伺った時、

その会社の社員の育成についてのお悩みを1時間ほど聞くことがありました。

最初は、気軽なおしゃべりだったのですが、その社長さんは本当に何年も「どうしたらいいのか。。」と深く悩んでいました。

ある若手社員が
・失敗しても認めない
・これまでの失敗でお客さんを失ったこともある
・全く集中力がない
・他の社員さんからも苦情がくる

といったことが問題としてありました。

これを聞いていると
「ホント、こんな人これまでよく雇ってきたなぁ」と
正直思ってしまうくらいの状況でした。

でも、その社長さんは
「でもね、せっかくうちで働いた縁なんだから、なんとかしたい、なんとかずっと働き続けて欲しいって、やってきたつもりなんですよ」と言っていました。

私は

必死にもがいている(恐らく他の中小企業の社長さんたちにも共通するであろう)切々とした気持ちを感じました。

ただでさえ、人手不足で忙しい中小企業の社長さん。

そこに社員の教育、人間関係という悩みも、のしかかってきます。

「本当に夜も眠れなくて、朝起きたときには疲れているんですよ」と、

そんな状況だったので瞑想をやってはどうか、
これでメンタルを良い状況に持っていけないか、
とお問い合わせいただいたのです。

私は、その悩みを聞いて
ああ、なんとかならないものか?私だったら何ができるだろう」と強く感じました。

その時、「とにかく、この人のためになんでもやってあげたい、それが理想のお客様」ということが腑に落ちたのです。

それまでの「理想のお客様」はあくまでもイメージでしかありませんでした。
ところがこの時を境に、実感を伴ってわかるようになったのです。

お客様の「不安」「不満」「悩み」「痛み」「解決したい問題」「満たしたい欲求」が自分の気持ちと同じくらいに感じられます。

実際に出会うこと以上の「理想のお客様」の実感を感じられることはありません。
それは、これまでイメージで作っていた「ペルソナ」と言っていたものとはまるで違うものです。

そうなってくると、「この人にこの商品を売りたい」という気持ちより「この人に役立ちたい」という気持ちの方が勝るようになります。

こうして私は「とにかく、この人のためになんでもやってあげたい、それが理想のお客様」という本当の意味がわかるようになったのです。

 



ブログで繋がった仲間たち。みんなで励まし合ったから続けられた。感謝!

松原潤一さん主催 ブログマーケティングスクール(BMS)



東京同友会に入って、たくさんの経営者の人たちと繋がった。新会員スピーチする私。

心に残った言葉3 「女性の先生には男性の生徒さんはつきにくいのよね」

これは、ある起業家さんにコンサルを受けた時の言葉。

そのままなんですが、今振り返ると
人は自分の経験値でしか、考えないし、アドバイスできない」ってことに気づかされます。

その方はベテランの女性起業家でハンドメイド作品を作るビジネスをしています。

当時の私は起業して、何もかも全然わかんないし、
ブログも全然PV上がんないし、
セミナー集客ももちろん全然できないしって感じだったので

手探りで知り合いの知り合いの方に1回コンサルしてもらいました。

その人に「私のセミナーの理想のお客様(ペルソナ)は20−30代サラリーマン男性。全体の男女比は半々くらいが理想です」って言ったら・・・

そう、あの言葉
「女性の先生には男性の生徒さんはつきにくいのよね」
と言われました。

何にもわからなかった私は
「ふーん、そんなもんか」って思って、方向性とか変えなくちゃかな、とか思って終わりました。

ところが・・・

今セミナーをやるとほぼ参加の方の男女比は半々。
そして、これまでオンライレッスンを受けてくれた方は全員男性です。

別にこれはそのコンサル起業家さんを責めているのではなくて・・・

「人は自分の経験値でしか、考えないし、アドバイスできない」ってことを実感したってことが大事です。

起業するとコンサルを受けることが多いと思いますが、ほんとそのコンサルタントの経験値でしかアドバイスしてもらえません。

年収1000万の人はそれが全てだし
年収500万の人はそれが全て

また、女性のお客さんしかいなかったらそれが全てです。

つまり、「他人のアドバイスは絶対じゃない」ってこと。

結局、アドバイスもらっても自分仕様にカスタマイズするのは自分
考えていくのは自分なんですよね。

ついつい、起業すると不安だから他人に答え求めようとするけど、それはないってこと。

自分が正解らしきものを作っていかなきゃいけない、そんなことをこの言葉から気づきました。



「まんがでわかる 働く君に贈る25の言葉」の本のシナリオライターさせてもらいました。これは前の会社でご一緒させていただいた編集者の方の紹介。感謝!

心に残った言葉4 「ゼロイチで起業した経験は起業した時しかできない」

これはね、私が言った言葉です。笑

会社経営歴30年で社員も100名もいる女性大社長さんとお話しした時に思わず出た言葉。

その社長さんとお茶していて、去年起業したばかりですって言ったら
「あらー、そんな時が一番楽しいじゃない。夢いっぱいで〜」って言われました。

もちろん、いつになったら稼げるようになるんだろう・・・って毎日思ってました。

でも、ほんと楽しかったんです。

「こういうセミナーをやるって言ったら、来てくれるかな」

「まだオンラインで瞑想やっている人いないから、一番になれるかも」

「このブログ記事だったら、みんな見てくれるかも」

「あの人セミナー誘ったら来てくれるかな」

「どうしたらメルマガ登録してくれるんだろう」

ということを毎日、毎日、毎日、毎日
いつも、いつも、いつも考えて、行動してました。

それは、何もない分、夢を見るしかなくて、だからこそほんと楽しかったんです。

それで

そうですね、こういうゼロイチで起業した経験は起業した時、今しかできないから」って
思わず口から出てました。

それが本音でした。

そしたら、その女性社長さんは

「ああ、それはホントね。いいこと聞いたわ」って、ウフフって笑ってました。

私も思わず、(いいこと言うなー、私)って思いましたね 笑

夢中でやっていると、どこかで焦りとか不安とかちょっと超える時ってあるんじゃないでしょうか。

もしかしたら、「楽しい」ってそういうことなのかもしれません。

これは自分の言葉で気づかされました。



都会のど真ん中で瞑想やっている映像作ったら面白いかも、ってカメラで撮影してもらった「瞑想アート」の動画作った。面白かった。



オンライン瞑想レッスンも随分やった。レッスン終わった後にお客さんに「実は比叡山の僧侶です」と言われてビビったこともあった

心に残った言葉5 「まだ、売上ないのにいつも楽しそう、ブレてない」

起業して半年前後に、今はやめてしまいましたが、あるビジネスのオンライコミュティに入っていました。

そこで知り合った人たちと「スモールビジネスを立ち上げるサークル」を作って、みんなでそれぞれ応援し合いながら、サークル活動しました。

その時、私より先に起業した女性に言われたのが、これ!

「千友ちゃん、起業半年でまだ売上ないのに、いつも楽しそう、そこブレてなくてすごい!」

この言葉受け止め方によっては、失礼な言葉になるかもしれない。笑

言った彼女も別に悪気ないし、私は笑っちゃいました。

「ああ、実際楽しいし、そこずっとブレてないかも・・・」

まぁ、冷静に考えたら「普通の人はこんな状態で楽し気になんか見えないよなぁ」って思いましたけど。

でも、私の中ではこの一年間で言われて嬉しかった言葉の1つ。

だって、「楽しくなさそう」「不安そう」「焦ってそう」な人から商品買いたいと思わないでしょ。
仲良くなりたいとも思わないでしょ。


最近の瞑想レッスン。

心に残った言葉6「山登りで重要なことは休むこと」

これは私が尊敬している東洋思想の先生が言っていた言葉。

「山登りで一番大切なことって何か知っていますか?

それは『休む』ことです。

休んだ時これまで登って来た道を振り返るでしょう。

そしたら、『ああ、ここまで登ってこれたんだ』って達成感を感じるでしょう。

そして、また、『頂上目指して頑張ろう』って気になる、だから休んで振り返ることが大事なんです。

これは仕事でも人生でも同じですよ」

これは・・・・

めちゃくちゃ響きました。

もう、泣けてくるくらい・・・

そして、こうしてこの1年間を振り返ってみた。

振り返ってみて今思うのは


「頑張ったね、私」

そして、

また

「頂上目指そうね」

ということ。

たぶん、人生の中でも、忘れられない一年間の山登りでした。

そして、こうして、
いろんな人からもらった言葉を振り返りながら、また一歩登っていきます。

心に残った言葉&気づき まとめ
言葉1 「まずは、「相手が喜ぶことをする」それが仕事になる」
気づき1 稼ぎたかったら、稼ごうと思わず、まず「与えること」

言葉2 「とにかく、この人のためになんでもやってあげたい、それが理想のお客様」
気づき2 理想のお客様に出会うことが大事。あとは気持ちが動くままに相手のためにやってあげればいい


言葉3 「女性の先生には男性の生徒さんはつきにくいのよね」
気づき3 それはその人の経験からそう思うだけ、自分のことはやってみないとわからない


言葉4 「ゼロイチで起業した経験は起業した時しかできない」
気づき4 とにかく夢中でやること、そしたら経験を楽しめるようになる


言葉5 「まだ、売上ないのにいつも楽しそう、ブレてない」
気づき5 人から見ても楽し気なくらい、経験を楽しむ


言葉6  「山登りで重要なことは休むこと」
気づき6 振り返って、自分を褒める、そしたら、また進める

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ABOUTこの記事をかいた人

日本一わかりやすい瞑想・コミュニケーションセミナー講師。小学生・大学生、社会人、外国人に約5000人以上、のべ1万時間の授業・セミナーを行ってきた。元早稲田大学非常勤講師。ビジネスパーソン向けのメンタルヘルス・ウェルビーイングのための瞑想セミナー、コミュニケーションセミナーを実施中。セミナー・講演・取材お問い合わせはサイトから