大人の学びの成功法則とは
「学び」とか「勉強」とかというとどうしても学校で
皆で机に向かって、先生に教えてもらう、というイメージがありますね。
これって私たちの誤った思い込みですね。
実際は学校を卒業したからが本当の学びが始まります。
だって、その後の方が圧倒的に長いんですから・・・・
そこで、私の体験を交えながら、
大人の学び方の成功法則を
ご紹介していきたいと思います。
【こんな方に向けて書いています】
✔︎ 学びたいけれど、何から始めたらいいかわからない
✔︎ 効率よく学びたい
✔︎ 学びが続かない
✔︎ 正直、学ぶことってただの自己満足じゃない?って思っている
大人になると何を学ぶかを自分で決めなければならない
学校だったら、最初からカリキュラムがあり、そして
「これだけの単位を取りなさい」って決められていました。
ところが、大人になると「何を学ぶか」を自分で決めなければなりません。
これがタイヘン。
だって、私たち日本人は学校でそんなふうに
考えたことなかったですから。
それで、わからないから
「とりあえず資格取っておくか」
「みんながマーケティングやっているからやっておくか」となってしまうんですね。
それでは、正直やる気も続かないし、そんなふうに始めたことは身を入れて
やることはないと思います。
では、どうすればいいか?
まず手始めに簡単に何を学ぶかきっかけを作っちゃいましょう。
それは「本」です。
書店でちょっと気になったジャンルのところへ行って、
まずはそのジャンルの本を読んでみましょう。
本で「面白いな」と思ったことから始めてみるんです。
そして、始める時には体験しに行ってみると良いでしょう。
今は体験レッスンや無料説明会をしていないところの方が少ないほど。
まずは低ーいハードルから入っていくことがいくらでもできます。
「どうしよう?何がいいかな」
と考えすぎて迷い、そして、何も始まらないより
まずは行動してみることが大事。
私も20代の頃、カウンセリングや臨床心理を教えてくれる教育センターで学んで
そのあと大学院にもいきました。
そのきっかけは本でした。「臨床心理を学ぶ」っていうそのまんまの
本なんですが、しかもそれを学ぼうって思ったのも本を読んでからではなく
本屋でふらっと見つけた時に、直感で「あっ、これ学んでみよう!」って
思って始めたんです。
全然その前までは「カウンセリング」なんて思いも浮かばなかったです。
そんなふうにちょっとしたきっかけを本や無料のセミナーなどで
作ることができますね。
学びはグダグダしていたら始まらない。
だから、本とか無料のセミナーとか気軽に始めちゃいましょう。
大人の学びは自分で決断しないとスタートさえできないんです。
「学びは必要」なのではなく、「学びは面白い」
社会人になってからの人生の方が圧倒的に長い。22、3歳で大学を卒業したとして
65歳もしかしたら70歳まで働くとしたら実に50年間近くになります。
もちろん技術革新で日々新しい技術が生まれているので
それを学ぶということもあります。
でも、そんな義務とか必要に迫られてではなく、
私が一番言いたいのは
「学んだ方が人生面白い」ってことです!
孔子の「論語」の冒頭の句ですが
「子曰く(しいわく)学びてときとしてこれを習う、また悦ばしからずや」という言葉があります。
それは、
「孔子先生が言うには、学んでから、さらにこれを習う(反復演習する)のは大きな喜びだ」と言う
意味になります。
この「習う」という漢字がすごいんです。
これは「白いひな鳥が今にも羽ばたいて飛ぶ」様子を現しているそうです。
だから「羽」に「白」って書いて「習う」なんだそうです。
確かに、飛び方をいくら本で読んでも、誰かに教えてもらっても
自分で何度も実際に練習しないとできませんね。
まさにひな鳥が飛ぶ練習をするように。
そして、それを繰り返していくうちに
その練習や演習が楽しくなってくる、っていうのがあります。
どんな学びでも上達するには「反復」が必要です。
それはどうしても。
反復練習が嫌になってしまう理由は3つ考えられます
1 ゴールや目的意識が薄い・・・要するに何のためにやっているのかがわかっていない
2 やり方が間違っている・・・走る方向が間違っていると当然いつまでもゴールにはたどり着きません。
3 まだ、反復が足りない・・・なかなか上達を感じられず反復が嫌になってしまうのは、まだ回数が足りないからかもしれません。
こんな理由で嫌になってしまい、続かないことがあるわけですが
ちゃんとこれらをクリアすれば、「学ぶ」ことは楽しい、「また悦ばしからずや」なはずです。
大人の学びの一番の強みは「経験」
この「悦ぶ」という漢字もすごくて、それは「喜ぶ」とは違うのは
「一人悦(えつ)に入る」という意味があるそうです。
一人それを取り出してはみては、悦ぶ・・・そんな意味です。
「学び」そして、それを身につけるために何度も「習う」
そうすると、身につく。達成感を感じ、やっていることの本当の面白さを味わえます。
何度思い出しても嬉しくなる悦びがあるっていうのが
「大人の学び」じゃないかと思うんです。
なぜなら、大人の学びの一番の有利な点は
「経験」と結びつけられる、というところです。
私が学んだ「臨床心理、カウンセリング」はまさにそうでしたね。
その頃小学校の教員をやっていたので、まさに子供や親をカウンセリングしたり
心の中を察したりする機会が多かったわけですが、そんなときちょうど講義で習った
内容がすごく役立ったし、また、仕事の現場でやっていることが講義で学ぶ知識と
結びついたりするんですよ。
要するに「知識」と「経験」を行ったり来たりできる。
これって、すごく面白くないですか。
人って「ああ、そういうことだったのか」って「腹落ち」する時って感動だと思います。
だから仕事現場で講義で、習ったことが「腹落ちする」のは、感動なんですよね。
また、こうやって「書く」ということも私にとっては
「知識」と「経験」を行ったり来たりできて悦びがありますね。
以前勤めていた研修会社ではライティング研修も教えてきましたし、そして、随分本やセミナーでも
「書き方」について勉強しました。
そして、それを生かして書籍を作ったり、こうやってブログを書いたりって
する。それは面白いです。
これがすごい若かったら、あまりブログ書いても書くネタがあまりなかっただろうし・・・
経験が、ネタがあるからこそブログも書けるんでしょう。
ということで「大人の学び」は必要に迫られてやるなんて、つまらないです。
せっかく経験があるわけだから、それを使って楽しんでほしい。
まさに「悦に入って」ほしいと思います。
結局、仕事に結びつく学びは充実感がある
それで、先にも書いたように結局経験というのは、つまり仕事の経験と結びついた方が
いいかな、って思います。
私は自己投資的な学びでは1千万以上自己投資してきました。
その他にも、テニス、ヨガ、バレエ、声楽、料理・・・など趣味的な習い事もやりました。
まぁ、習い事マニアみたいな私ですが、いろいろやって行き着いた結論は
やはり仕事に結びついた方が「充実感」がある。
楽しく学んだことが、仕事に行かされたら最高な「学び」だと思います。
自分の今の仕事の中で楽しいところ、もっと向上したいところを探して
どんどん学んでみることをオススメします。そして、それをまた仕事現場で活かす。
もし、「いやー、今の仕事全然楽しくなくてさ、、、」という人は転職をオススメします。
厳しいことを言うようですが、全然興味のわかない仕事ってやらない方がいいと思います。
もっとこのことを向上させたい、もっと知りたいということを仕事にすることをオススメします。
また「オフの時くらい仕事を忘れてたい」って声も聞こえてきそうですが、
「仕事に活かす」を広く捉えてください。
例えば、私「料理」も習ったんですが、仕事でやっている「本」や「教材」の制作って、
「料理を作る」同じ「作る」ことなんですよ。
「あれとこれと組み合わせて、○○を作る」って同じ。
こんなふうに捉えると、「料理」も私は仕事の「作る」に生かされているなって感じるんです。
また、スポーツにしても運動するときの「集中力」は「仕事」の集中力にも生かされているとか・・・
こんなふうに捉えると、全然違うことをやっているようで、仕事に結びつけることができると思います。
今やインターネットのおかげで本当に様々な学びの場ができました。
ぜひ、今のこの素晴らしい環境を生かして「大人ならではの学び」をしてみましょう。
大人の学びのオススメ まとめ
1 大人の学びのスタートは決断することから・・・気軽に本とか無料体験から始めてみましょう。
2 大人の学びでは「経験」がすごい強みになる、ぜひ「経験」を生かして学んでみましょう。
3 何かを身につけるのには、「反復練習」が欠かせません。これを越えると本当の面白さがわかります。
4 自分の仕事と学びを結び付けられると、充実できます。
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上原千友
瞑想インストラクター・人材育成トレーナー(体験型ワークショップやっています!)・早稲田大学非常勤講師
小学校の教員後、法人向け研修会社でコンテンツ開発、インストラクターをする。
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