営業魂から見た5つの営業の極意

営業魂から学んだその極意とは・・・

私は前職でパンネーションズ
という研修会社に勤めていました。

そこで、研修コンテンツの開発、
制作とか講師とかあとはたまに営業やら
なんやら中小企業なので、まぁとにかく一手に
いろいろやらせてもらいました。

この会社の安田正社長は著者でもあります。

私は社長とともにベストセラー本を制作してきました。

一流役員が実践してきた 仕事の哲学」 10万部
英語は『インド式』で学べ!」     累計16万部
超一流の雑談力」           累計62万部

こういう顔↓

その他著作20冊くらい作って、ベストセラーも、これだけ出たので
私は独立しました。

それで、著者としてすっかり有名になった社長ですが、
もちろん
社長の新しいものを生み出す創造力
(パンネーションズの研修もすべて安田正のオリジナル)は
すごいんですが、でも、何と言っても社長がすごいのは
営業」です!

私は12年も社長と共に働いてきましたので、これが真実です。

何せ、創業時2社だったクライアントを27年間で1000社以上に
増やし続けてきたのは、社長自身ですから。

しかも、全て名だたる大企業ばかりで、中には数億円っていう案件もありました。

そして、とにかくまぁずっと一緒に仕事をさせていただき
その「営業魂」には驚いてきました。

・・・ということで、
私が間近で見てきた、「5つの営業の極意」を紹介したいと思います。
5つとは以下のものです。

1 断られてからが営業

2 24時間、365日とにかく営業マインド

3 現場主義が営業

4 地道な努力は必要

5 営業から人生を学ぶ

 

1 断られてからが営業

社長の営業での得意技といえば
やはり「契約をひっくり返す技」でしょう。

これまで、さんざん
「もう、今期の研修はすでに決まっちゃっているんですよ」
と担当者に言われてから、勝負かけていました。

というか、そこから「よっしゃー!」ってなもんで
張り切って、営業トークを炸裂させて、見事受注してきていました。

その営業トークが巧みなのはもちろん、ですが、
その営業マインドがハンパない!

まさに「断られてからが営業」を地でいってましたね。

私も、たまに営業してましたから
「もう、すでに決まってる」と言われたら
そこから、営業トークに入っていくのは無理無理。

まず、めげる、萎えるメンタルが・・・・

そこを突破できるのが、本当の営業マインドですね。

だから、社長はあらゆることにおいて
「断わられる」に対するメンタルが狂人いや
・・・強靭(きょうじん)でした。すごかったです。

なんでも、誰でも声をかけることに躊躇しない。

それで・・・次↓に続く

2 24時間、365日とにかく営業マインド

これなのですが、これも、隙あらば「バンバン営業」かけるんですよ。
その強靭な営業マインドで。

ある会社の英語研修のコンペ
(いくつかの英語研修会社がプレゼンをしてどの会社か選ぶ)
に行った時に控え室で、
ライバル英語会社の社員をヘッドハンティングしていましたから・・・・

「うちはねぇー、こんないい会社なんだよー」って。

「す、すごい・・・こんなところでも営業している・・・」

ここに営業魂を見た気がしました。

あとは、去年も中部地域のえらーい方々が集まっている
中部マーケティング協会というところで、社長の
「雑談力セミナー」講演に同行した時、
ホテルの控え室(結婚式の親族用の大きな控え室でした)
で講演前の休憩時間に続々と理事の方々が入室・・・

三菱東京UFJ銀行
中部日本テレビ
ブラザー工業
中日新聞
J.フロントリテイリング(大丸松坂屋)
などの社長とか役員クラス。。。

こんな集団見たことない!!

しかも、皆さんそれまでずーーーっと
色々な講演を聞いていてお疲れのご様子。
だから、とても静か、ため息ついてるくらい・・・

初めてお会いするそんな緊張感あふれる偉い方々がいる中
ここでも、まさに「雑談」で場を温め、時々
営業トークも入れていた社長を見て、、、

また、

「す、すごい・・・こんなところでも営業している・・・」

普通、こんなに大勢の初対面のそうそうたるメンバーに
「雑談」できません!!

「講演」だったらまだいけますが、「雑談」は難しいんです!

とにかく、隙あらば「営業」しかも
躊躇せずに・・・・

もちろん、そのためには卓越した営業トーク術は欠かせません。

しかし、

その前にマインドですよね。トークする気になれないから、こんな状況では。。

ここでも営業魂見ました。

3 現場主義の営業

私も研修をカスタマイズする時には
よくその会社の現場に行かせてもらいました。

コールセンター
販売の売り場
システムの現場
工事現場
などなど、やはり現場を知ることがとても大切です。

ですから、社長もカスタマイズ研修をする時には
そうしていました。

ある時、飛び込み営業の研修を社長がした時があったのですが
そのときには、なんと!

わざわざ西日本のその現地まで行って
飛び込み営業部隊とともに、
社員になりすまし飛び込み営業体験!!

内装施工会社のアポ部隊だったんですが、
見事アポとってきました。。

すごいですよね。

その時、社長はもう60歳過ぎてて、しかも
ベストセラー著者で、早稲田大学の非常勤講師。。。

迫力のありすぎる、営業マン。

そんなんで、ピンポーン♪とか飛び込み
営業しませんよね。

でも、結構楽しそうにやっていたみたいです。

この現場主義、営業魂です。

4 やはり地道な努力は必要

こういった、営業マインドを支えるのが
やはり卓越した営業トーク術でした。

私は本当に数多くのセミナー受けてきましたが
やはり安田正の講師としての話術は一番だと思います。

その理由はただ一つ!
「営業をやっていたから」なのです。

たいていの講師(私も含めて)は「教えること」しか
していませんね。

営業トークを徹底しやった、という人はあまりいません。
ですから「面白くない」のです。

興味のない人さえ、引きつけ、そして
いつの間にか魅了させてしまうトーク術は
「教える技術」ではできません。
営業トークなんだと思います。

この卓越した話術を身につけるのに
社長いわく

藤原観美の舞台を見に行った
浪曲師 広沢虎造のテープを死ぬほど聞いた
自分の話をテープに取って、研究した
落語で研究した

など、地道な努力を続けていたそうです。。。

営業魂は1日してならず。。。ですね。

5 営業から人生を学ぶ

ということで社長からは
ありとあらゆる場面で、営業魂を垣間見ました。

そうやって、人生を営業マインド中心に生きていくと
まさに一流の営業になれるのだな、と感じます。

私も社長の営業マインドを見るにつけ、
そして、私自身も時々営業活動をやった経験から
営業って
・人は中身と関係なく会った時の好き嫌いの感情で判断すること
・人間関係はその人の能力ではなく「人」で決まってくること
・信頼は小さな積み重ねで決まること
・時間を守ることは、仕事の基本であること
・自分の見せ方、自己プロデュースは大切であること
・戦略を立てることの意味
・目標に向かうことの意義
・人生には時々理不尽なことも起こること
・問題が起きた時の解決の仕方

を教えてくれる、まさに人の生き方を教えてくる

素晴らしい仕事であり、行為であると気づかせてくれました。

私は、独立したからこそ「営業」をこれからも
バンバンやっていかなければなりません。

そんな時、営業を通して「生き方」を学んでいきたいな、

そして

営業魂を持てるようになりたいな、と思っています。

 

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上原千友
瞑想インストラクター・人材育成トレーナー(体験型ワークショップやっています!)・早稲田大学非常勤講師
小学校の教員後、法人向け研修会社でコンテンツ開発、インストラクターをする。

【上原千友 講師実績 一部】

メーカー、金融、システムなどの大手企業を中心に、
財務省、人事院、海上保安庁など官庁他
早稲田大学理工学学術院非常勤講師、東京大学、お茶の水女子大学
ロジカル・コミュニケーション、対人対応トレーニング、
英語などの授業で教鞭をとる。

 

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ABOUTこの記事をかいた人

日本一わかりやすい瞑想・コミュニケーションセミナー講師。小学生・大学生、社会人、外国人に約5000人以上、のべ1万時間の授業・セミナーを行ってきた。元早稲田大学非常勤講師。ビジネスパーソン向けのメンタルヘルス・ウェルビーイングのための瞑想セミナー、コミュニケーションセミナーを実施中。セミナー・講演・取材お問い合わせはサイトから