瞑想をやっているとどうしても出てくるのが雑念ですよね。
「ああ、これやらなくちゃ」
「あの人にあんなこと言われた・・・」
などなど、わいて出てきてしまいます。
でも、瞑想のベテランでもこういう雑念って出てくるものです。
その対処法としては、その雑念を外から眺めるように
「ああ、雑念がすぎてるなー」って眺めるといいですよ。
それはまるで、窓の外や車の中から外の景色を眺めるような気持ちです。
たとえ台風の時であっても、窓の外だったら、ちょっとは落ち着いた気持ちで見ていられますよね。
外に出てしまってはそれはもう振り回されてしまうだけ。
だから、瞑想中に雑念が出てきたら
「ああ、私は今明日の予定のこと考えてるんだなー」
とか
「ちょっと、さっきの話のことでイライラしているんだなー」
とか眺めて、観察してみましょう。
逆に「ああ、雑念が出ている。ダメ、ダメ消さなきゃ!」って思えば思うほど・・・
どうなるかわかりますか?
ますます雑念が出てきてしまうんです!
これは眠れない時に「寝なきゃ、寝なきゃ」って思ってどんどん眠れなくなるのと同じ。
心理学ではこれを「努力逆転の法則」と言います。
だから、瞑想の雑念も消そうとしないこと。
それよりも付き合い方、雑念の眺め方を身につけるようにしましょう。
み〜んな雑念ありますから、安心してください。
(そんな瞑想を始めた時のつまづきポイントのことが書いてある記事はこちらから)
↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓
瞑想のやり方で、これだけは押さえておきたい3つのポイント
「おっ!意外と雑念って役立つんじゃないか・・・」って話をしたいと思います。
私が雑念があってもだんだん気にならなくなってきた頃・・・
(人にもよりますが、2、3ヶ月かかると思っておきましょう)
私、自分が瞑想のとき、いーーーーーーーーーつも、「これ(瞑想)終わったら何をしよう」ばっかり考えているってことに、気づいたんですよ。
「これ終わった後、今日の晩ご飯何にしようかな・・・」
「次、どこへ行こう」
「○○に行くなら、こういう行き方が早い」
って、そればっかり!!
ゴールから逆算してあらかじめ用意したり、短縮できるところはしたりってやってきました。
で、瞑想中の雑念も「段取り」ばっかり考えてしまう。
現実社会で「段取りいい」のはいいことなのかもしれませんが・・・
「私って段取りのために生きてんの?!」ってハタっと気づいたわけです。
そして、全然今を生きていない。今を味わっていないことに気づいたのです。。。
そして、「これは違う!」と。
雑念でわかる、あなたの思考のクセ
そんな経験から、
「ああ、雑念ってその人の思考のくせ、行動のクセ」に気づかせてくれるって思ったのです。
たとえば瞑想をやっていて、毎回
「ネガティブな雑念ばかり出てきてしまう」
「なんだか色々な人への怒りばかり出てきてしまう」
とか、あるいは
「食べ物のことばかり考えちゃう」(笑)
とか・・・・
日常では、いつもいつも目の前に何かしら物事や人があり
「ああ、家に帰る前にスーパーに寄っていかなきゃ」
「もう、あの部長本当に腹たつなぁ」
「なんで、息子はあんなに生意気なんだろう!」
とか・・・
どうしても意識が外に向いているので「自分の思考のクセ」なんか気づきませんが、瞑想で内側に意識が向かった時にハタっと気付かされます。
そして、それは「今の自分を変えていく」大きなヒントになるんだと思います。
「段取りのために生きているんじゃない!」って、気付かされた私のように・・・
人って、ほんと自分で納得しないと
変わることはできません。
他人に改善点を指摘されても
なかなか素直に「そうですね。変わります」って思えませんよね。
まして「思考のクセ」なんて
目に見えないので
他人から見ても分かりづらいものです。
指摘もできません。
それが、自分で気づけるんです。
こんなふうに瞑想をやっていると、邪魔だったり気が散ってしまう「雑念くん」ですが。
実は、とっても役立つものだったりするのですね・・・・
目に見えませんから、それに気付けるなんて、とても貴重な機会かもしれませんよ。
瞑想はこんなふうにストレス解消とか集中力アップだけでなく
日常では気づかない内面を見つめ、そして、自分を深めてくれるものでもあるのです。
・雑念は自分の思考のクセに気づかせてくれる。大いに役立てよう
この内容を動画でもご覧頂けます。
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